遠隔聴診システム

ワイヤレスデジタル聴診器の「デバイス販売」から「トータルソリューション」への事業再設計を支援。全国規模の代理店網を構築し、初期ロット完売に貢献しました。

クライアント医療機器ベンチャーS社
期間2019年1月〜2021年6月
役割企画/製品設計の見直し/PoC支援/導入プロセス最適化/代理店網構築
対象製品ワイヤレスデジタル聴診器(録音・データ活用)

背景

S社は、聴診音をワイヤレスで伝送・記録できるデジタル聴診器を開発していました。遠隔診療や医療現場での活用が期待される製品でしたが、市場にはすでに複数社のデジタル聴診器が存在していました。

課題

  • 聴診器を「デバイス単体」として販売しようとして苦戦。ハードの機能だけでは他社製品と差別化できない
  • 当時は「音から病気の予兆がわかる」と喧伝する会社もあったが、技術的な裏付けが伴わず、安易に追随すれば医療現場の信頼を失うリスクがあった
  • 医療機関に製品を届けるための販売チャネルが確立されていなかった

解決方法

  • 製品設計のやり直し:「録音」と「データの2次利用」を軸に据え、デバイス単体からトータルソリューションへ製品コンセプトを再設計
  • 誠実な価値設計:AI分析は「今後の課題」と明確に位置づけ、当時の技術で確実に提供できる価値だけを訴求。医療現場との信頼関係を優先
  • 現場起点の企画:医療現場のワークフロー分析にもとづくPoC支援と、導入プロセスの最適化
  • 販売チャネルの構築:医療機関へ届けるための代理店網を全国規模で構築

担当範囲

企画・事業面を担当。製品コンセプトの再設計、医療現場のワークフロー分析、PoC支援、導入プロセスの最適化、代理店網の構築・営業支援までを支援しました。

使用技術

本件での関与は企画・事業開発面が中心です。製品はワイヤレスデジタル聴診器で、聴診音の録音・データ活用を核としたソリューション設計を行いました。

得られた成果

  • 全国規模の代理店網を構築し、医療機関への販売チャネルを確立
  • 製品コンセプトの再設計により、初期ロットを完売
  • 過剰な期待を煽らない誠実な訴求により、医療現場に受け入れられる製品ポジションを確立

医療機器・ヘルスケア製品の事業化のご相談は、お問合せよりお気軽にお声掛けください。

上部へスクロール