みなさん、こんにちは。
ある夜、ふと私は人生について考えていました。何気なくスマホをいじっていたのですが、気がつくと心の中に「自分の人生はこれでいいのか?」という問いが浮かんでいたのです。
日々の仕事や生活に追われながら、なんとなく過ぎていく毎日。
自分は何を目指して生きているのだろう。人生の目的って、なんだろう。
一般的には、「幸せになること」だと言われています。でも、その「幸せ」って、一体何でしょうか?
お金をたくさん稼ぐこと?大きな家を持つこと?高級車に乗ること?
そんな問いがぐるぐると頭の中を回るうちに、ひとつの答えがおぼろげに浮かんできました。
──あれ、「人生ゲーム」じゃないか?
子どもの頃、よく遊んだあのボードゲーム。結婚して、子どもができて、会社に就職して、家を買って、お金を増やして、最終的に一番お金を持っていた人が勝者。
「幸せ=お金持ち」という価値観は、もしかすると、あの人生ゲームから刷り込まれていたのではないか。
そう思った私は、懐かしさと疑念の入り混じる気持ちで、もう一度人生ゲームを手に入れて遊んでみることにしました。
数日後、子どもの時と変わらない、あのルーレットをボードに配した人生ゲームが手元に届きました。
早速家族と一緒にプレイしてみたところ、最新版の人生ゲームは、確かに昔よりも多様性を取り入れていて、結婚も必須ではないし、職業選択も幅広くなっていました。
けれど、最終的な勝者はというと──やっぱり「お金を一番持っている人」。
ああ、やっぱりか。どれだけいろいろな人生を歩んだとしても、最後は資産額で決まる。これでは、お金以外の価値を学ぶことができないじゃないか。
そう思った私は、はっきりと気づいたのです。
「ルールが悪いんだ」と。
そして私は、新しい人生ゲームのルールを考案しました。
新ルール:「シークレットゴール」方式
それは、プレイヤー全員が同じ「シークレットゴール(秘密の目標)」を持つというものです。ゲーム開始時に、そのゴールをランダムで決めて伏せておき、誰もその内容を知らないままゲームを進めていきます。
ゴールの内容は、例えば、
- 「経験値(職業・イベント数)が最も多い人」
- 「人間関係(結婚・子ども・友人)が豊かな人」
- 「最も多様な人生を送った人」
- 「最も転職した人」←これはブラック笑いポイント
- 「収入は少ないが支出も少ない“サステナブル人生”を歩んだ人」
など、お金以外の価値に関するものが中心です。
プレイヤーたちは、イベントカードや他人の行動からヒントを得て、
「もしかすると今回のゴールは健康第一かもしれない」
「いや、転職した回数かも」
などと予想しながら、自分なりに最善の選択をして進んでいきます。
そしてゲーム終了時に、封を開けて「今回のゴールは、『人間関係の豊かさ』です!」と発表され、それに一番近い行動をしていた人が真の勝者になります。
実際にプレイしてみたら…
実際にこのルールで家族とプレイしてみたところ、「資産を貯めに貯めた人」が最後の発表で顔を真っ青にして、「経験重視だったの!?まさか!!」と叫ぶ展開に。
その場は笑いに包まれながらも、「ああ、人生ってこういうことだよな」と妙に納得した瞬間でもありました。
資産が一番多かった人が、最も満たされていたとは限らない。
まさに、人生そのもの。
夜に人生が変わる
夜というのは、ちょっとだけ本音で自分と向き合える時間です。
ふと立ち止まって、ゲームで遊んでみる。
そうすることで、普段見えなかった自分の価値観があぶり出されることもあります。
もしあなたも、「自分の人生はこれでいいのか?」と感じる瞬間があれば、ぜひこの新しい人生ゲームで遊んでみてください。
きっと、人生がちょっとだけ変わります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よい人生を!