小型スマホ探求の旅は続く – Bluefox NX1を見て、理性と感情がせめぎ合った話

みなさん、こんにちは。

突然ですが、皆さんの中に「ガジェットを手に取った瞬間に、言葉にできないワクワク感がこみ上げてくる」という、私と同じ病(へき)を患っている方はいませんか?スペック表を隅々までチェックし、ベンチマークスコアを眺め、まるで自分の子どもの成長を見守るかのように新製品の情報を追う日々…。

そんなガジェット探求の旅を続けている私にとって、小型スマートフォンというジャンルは特別な存在です。普段はPCやサーバーを相手に、いかにシステムを効率よく動かすかを考えていますが、手のひらサイズの小さな筐体に、CPU、メモリ、ストレージ、通信モジュール、そしてバッテリーといった膨大な技術がぎゅうぎゅうに詰め込まれている様は、まさに「技術の結晶」!

IoTシステムの企画開発を生業としている技術者としては、小型化されたデバイスそのものにロマンを感じてしまうんです。

 


 

今の相棒、DOOGEE S Miniと小型スマホのジレンマ

 

現在、私の胸ポケットに収まっている相棒は「DOOGEE S Mini」です。4.5インチという絶妙なサイズ感に、まるで工事現場で落としてもビクともしないような堅牢なボディ。手軽さとタフさを兼ね備えた頼もしい存在です。

DOOGEE S Mini
DOOGEE S Mini

しかし、1年ほど使ってきて、ただ一つの不満があります。それは『バッテリーの持ち』です。SoCにはミドルレンジ向けのHelio G99を搭載しており、普段使いの動作はサクサク快適。しかし、その分、消費電力もそれなりにあるようです。画面サイズが小さいので省電力かと思いきや、体感的には「ちょっと朝からハードに使うと、夕方には心もとない」という感じ。ちょっとした遠出や外出時にはモバイルバッテリーが手放せず、いつしか充電残量を確認することが癖になってしまいました。

そう、小型スマホには常にジレンマが付きまといます。画面を小さくすれば携帯性は高まりますが、必然的にバッテリー容量も小さくなります。結果、携帯性は満点でも、肝心の「スマホとして1日使える安心感」が損なわれてしまうのです。

このジレンマを解決する「最強の小型スマホ」はどこにあるのか?私は常にそう考えながら、情報を追っていました。

 


 

究極の「片手スマホ」?Bluefox NX1に心を奪われた瞬間

 

そんな私の前に突如現れたのが、Bluefox NX1でした。

NX1
Bluefox NX1
画像はmybluefox.comより

スマートフォン市場は、大型化の一途をたどっています。かつては4インチ台が当たり前だったのに、今や6インチ以上が主流。そんな中で、新たに4インチのモデルを出すメーカーが現れたというのです。その情報を見た瞬間、私の感情メーターは振り切れました。

4.0インチ」「約106g」という数字が目に飛び込んできたとき、私は思わず「おぉ…!」と声を上げてしまいました。

これはもう、iPhone SE(第1世代)やソニーのXperia Z3 Compactといった、伝説的な小型スマホが放っていたオーラと同じです。手のひらの中に完全に収まり、親指一本で画面の端から端まで届く。まさに「片手で完全に収まるスマホ」の理想形です。

現在、販売サイト「AIPHOR」で予約を受けており、出荷時期は9月中旬の予定です。

 


 

小型スマホ界の「幻の逸品」? Blackview N6000

 

そういえば、1年ほど前にも同じように心を揺さぶられた機種がありました。「Blackview N6000」です。こちらは4.3インチという絶妙なサイズに加え、3880mAhという大容量バッテリーを搭載しており、まさに私の理想「1日電池が持つ小型スマホ」そのものでした。

N6000
Blackview N6000
画像はオフィシャルストアより

DOOGEE S Mini」と比較検討し、購入直前まで行ったのですが、残念ながら当時は在庫がなく、購入が叶いませんでした。あのとき、もし在庫があったら、きっと迷わずN6000を選んでいたでしょう。そのかわりに、セールで割引が大きかったS Miniを購入した、という経緯があります。今振り返っても、N6000は小型スマホ市場における「幻の逸品」だったように思えます。

 


 

冷静なスペック比較と理性との戦い

 

Bluefox NX1に心を奪われたといっても、私はIoT技術者。感情の波に身を任せ後悔した過去の経験を繰り返すわけにはいきません。ここは一度冷静になるべきだと、頭の中の理性が警告しました。

スペック情報をもとに、現在使っているS Mini、そしてかつて購入を検討した幻の機種「Blackview N6000」と、NX1の3機種を比較検討してみます。

項目DOOGEE S MiniBluefox NX1Blackview N6000
画面サイズ4.5インチ4.0インチ4.3インチ
SoC/CPUMediaTek Helio G99MediaTek Helio G81MediaTek Helio G99
RAM / ストレージ8GB / 256GB8GB / 128GB8GB / 256GB
バッテリー容量3000mAh3000mAh3880mAh
OSバージョンAndroid 13Android 15Android 13

比較表を見て、私の理性は深いため息をつきました。NX1の搭載SoC Helio G81は、性能面でS MiniN6000に搭載されているHelio G99と比べると正直見劣りします。

そして何より、私の最大の課題であるバッテリー容量。S Miniと同じ3000mAhしかありません。

たしかに、G81はG99より消費電力が少ないでしょうし、Android 15という最新OSを搭載している点も省電力に寄与するでしょう。ですが、日常的なアプリの動作や、万が一のときに「電池切れ」を気にしなければならないストレスを考えると、やはり不安は拭えません。

S Miniから積極的に乗り換えようという気にはならないのです。

 


 

小型スマホ市場の「絶滅危惧種」たち

 

考えてみれば、そもそもなぜこれほどまでに小型スマホは姿を消してしまったのでしょうか。

大手メーカーは、大画面でのコンテンツ消費やゲーム体験に舵を切りました。多くのユーザーが求めているのは、動画視聴やSNS、そして写真撮影といった体験だからです。必然的に、バッテリー容量を確保するためにも、物理的なサイズが大きくなっていきました。

その中で、DOOGEEBlackviewといった中国メーカーが、ニッチな需要に応え、小型・堅牢なスマホをリリースしてくれる。このこと自体が、小型スマホ好きにとってはありがたいことです。彼らは、主流から外れた市場に、あえて勝機を見出そうとしたのでしょう。

しかし、S MiniN6000も現在入手するのは非常に困難です。しかも、DOOGEEBlackviewも小型スマホの後継機種を発表していません。ひょっとすると、市場が想像以上に小さすぎたのかもしれませんが、私は両社が後継機種を発表してくれることを心待ちにしています。

 


 

結論と、終わらない旅路

 

今回、Bluefox NX1という究極のコンパクトスマホの登場は、私の心を大いに揺さぶりました。しかし、冷静に比較した結果、私がS Miniで抱えている不満を解決してくれるものではない、という結論に至りました。

「片手で操作できて、1日電池が持つ小型スマホ」という私の理想の姿は、まだどこにもありません。しかし、NX1のような新製品が登場するという事実は、「小型スマホはまだ必要とされている」ことを示してくれています。

これからも、私の探求の旅は続きます。いつか、私のすべての理想を満たしてくれる「小さな相棒」に出会える日まで。

最後に、もし小型スマホをお使いの方や、過去に愛用していた方がいらっしゃれば、ぜひコメントで教えてください。皆さんの「推し」小型スマホや、その機種を選んだ理由など、お話を聞かせてもらえると嬉しいです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいスマートフォンライフを!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール