【GitHub初心者向け】初めてのプッシュ！プログラムを世界へ公開しよう

みなさん、こんにちは。

「プログラミングを始めたばかりだけど、自分のコードをGitHubで管理してみたい」「作ったプログラムをみんなに見てもらいたいけど、GitHubって難しそう…」

そう思っているあなた！ご安心ください。

GitHubは難しそうに見えても、実はシンプルな手順で使い始めることができます。今回は、ローカル（ご自身のPC）で書いたプログラムを、GitHubの新しいリポジトリに初めてプッシュするまでのステップを、初心者の方でも迷わないように解説していきます。

　

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GitHubってそもそも何？

　

GitHubは、プログラムのコードを保存・公開したり、複数人で開発を進めたりするためのウェブサービスです。世界中の開発者が利用しており、コードを「バージョン管理」したり、他の人と「共同開発」したりするのに役立ちます。

「バージョン管理」とは、コードの変更履歴を記録していくことです。ゲームのセーブデータのように、いつでも過去の状態に戻したり、変更点を追跡したりできます。これにより、「あの時のコードに戻したい！」といった時に非常に役立ちます。

　

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プログラムをプッシュするまでの全体像

　

今回目指すのは、以下の手順です。

1. GitHubで新しいリポジトリを作成する
2. ローカル環境（ご自身のPC）でGitを初期化し、ファイルを準備する
3. 準備したファイルをGitの履歴にコミットする
4. ローカルリポジトリとGitHubのリポジトリを連携させる
5. ローカルのコードをGitHubにプッシュする

それでは、具体的に見ていきましょう！

　

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準備 – Gitのインストールと初期設定

　

Gitは、GitHubを使う上で必須のツールです。まだインストールしていない場合は、先にインストールしておきましょう。

• Gitのダウンロード: Gitの公式サイトから、お使いのOSに合ったものをダウンロードしてインストールしてください。

Gitをインストールしたら、コミットする人（今回は自分自身）の情報をGitに教えてあげる必要があります。これは、コミットが「誰によって行われたか」を記録するために重要です。一度設定すれば、今後のプロジェクトで再度設定する必要はありません。

ターミナル（Windowsならコマンドプロンプト、Macならターミナル）を開いて、以下のコマンドを実行してください。

git config --global user.email "ご自身のメールアドレス@example.com"
git config --global user.name "ご自身の名前"

"ご自身のメールアドレス@example.com" の部分には、GitHubに登録しているメールアドレスを、"ご自身の名前" の部分には、表示させたい名前を入力してください。

　

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ステップ1 – GitHubで新しいリポジトリを作成する

　

まずは、プログラムを保存する「場所」をGitHub上に作ります。

1. GitHubにログイン
   • ウェブブラウザでGitHubにアクセスし、ログインします。アカウントを持っていない場合は、先に作成してください。
2. 新しいリポジトリの作成
   • ログイン後、画面の右上にある「+」ボタンをクリックし、「New repository」（または「新しいリポジトリ」）を選択します。
3. リポジトリ情報の入力
   • Repository name（リポジトリ名）
     • ここにプログラムの名前（例: my-first-program や calculator-app など）を入力します。分かりやすい名前にしましょう。
   • Description（説明・任意）
     • プログラムの簡単な説明を入力します。
   • Public/Private
     • Public（公開）: 世界中の誰でもコードを見ることができます。オープンソースプロジェクトなどに向いています。
     • Private（非公開）: アクセスを許可した人だけがコードを見ることができます。個人的なプロジェクトや企業での開発に向いています。
   • Add a README file / Add .gitignore / Choose a license
     • これらにはチェックを入れないでください。今回はローカルからファイルをプッシュするため、GitHub側を空にしておく方がスムーズです。
4. 「Create repository」（リポジトリを作成）ボタンをクリック
   • これでGitHub上に新しい空のリポジトリが作成されました。

作成が完了すると、次のような画面が表示されるはずです。

この中に表示されているリポジトリのURL（例: https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git）は後で使うので、控えておきましょう。

　

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ステップ2 – ローカル環境でGitを初期化し、ファイルを準備する

　

次に、ご自身のPC上で、これからGitHubにプッシュしたいプログラムのファイルがあるディレクトリ（フォルダ）に移動し、Gitのリポジトリとして初期化します。

ターミナルでプログラムのディレクトリへ移動

ターミナルを開き、cd コマンドを使って、プログラムのファイルがあるディレクトリに移動します。

例: cd /home/yourname/Documents/my-first-program (Mac/Linux)
例: cd C:\Users\yourname\Documents\my-first-program (Windows)

Gitを初期化

ディレクトリ内で以下のコマンドを実行し、Gitリポジトリとして初期化します。これにより、このディレクトリ内のファイルの変更がGitで管理されるようになります。

git init

ファイルをステージングエリアに追加

プログラムのファイルやフォルダ、READMEファイルなど、GitHubにプッシュしたいすべてのファイルをステージングエリアに追加します。ステージングエリアとは、「次のコミットに含めるファイル」を一時的に置いておく場所です。

git add .

. (ドット) は「現在のディレクトリ内のすべての変更」を意味します。これで、ディレクトリ内の全ての新規ファイルや変更されたファイルがステージングされます。

　

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ステップ3 – 準備したファイルをGitの履歴にコミットする

　

ステージングしたファイルを、Gitの「コミット履歴」として正式に記録します。コミットは、変更の「セーブポイント」のようなものです。

git commit -m "first commit"

• -m は「メッセージ」の略で、コミットの内容を分かりやすく記述します。初めてのコミットなので、「first commit」（最初のコミット）としておきましょう。
• このコマンドを実行すると、ステージングされていたファイルがコミットされ、Gitの履歴に記録されます。

　

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ステップ4 – ローカルリポジトリとGitHubのリポジトリを連携させる

　

ローカルのGitリポジトリと、GitHubで作成した空のリポジトリを結びつけます。

git remote add origin https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git

• origin は、リモートリポジトリ（GitHubのリポジトリ）に付けられる「別名」のようなものです。慣習的に origin と名付けられます。
• https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git の部分は、ステップ1で控えておいたGitHubのリポジトリのURLに置き換えてください。

次に、ローカルのメインブランチの名前を main に設定します。GitHubではデフォルトのブランチ名が main なので、これに合わせておくとスムーズです。

git branch -M main

　

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ステップ5 – ローカルのコードをGitHubにプッシュする

　

いよいよ最後のステップです！ローカルのコミット履歴（プログラムのコード）を、GitHubのリポジトリにアップロードします。

git push -u origin main

• git push は、ローカルの変更をリモートリポジトリに送信するコマンドです。
• -u origin main は、「ローカルの main ブランチを、リモートの origin の main ブランチにプッシュし、今後このブランチを追跡する（関連付ける）ように設定する」という意味です。初回のみ -u を付けますが、2回目以降は git push だけでOKです。

コマンドを実行すると、GitHubのユーザー名とパスワード（またはPersonal Access Token）の入力を求められる場合があります。入力して認証が成功すれば、プッシュが完了します！

　

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それでは確認しよう！

　

GitHubのリポジトリページをブラウザで開いて、ページをリロードしてみてください。プログラムのファイルがGitHubに表示されていれば成功です！

お疲れ様でした！これで作成したプログラムがGitHubに公開されました。これで、他の人とコードを共有したり、いつでも過去のバージョンに戻したりできるようになりました。

　

次のステップ

• コミットを繰り返す
  • プログラムに変更を加えたら、git add . → git commit -m "変更内容" → git push の流れで、こまめに変更をコミット＆プッシュする習慣をつけましょう。
• .gitignoreの活用
  • バージョン管理に含めたくないファイル（ログファイルや一時ファイルなど）がある場合は、.gitignore ファイルを作成して記述することで、git add . してもそれらのファイルがステージングされないように設定できます。

　

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GitとGitHubは奥が深く、今回ご紹介したのはその基本中の基本です。しかし、この基本をマスターした方は、もう初心者ではありません。これからのプログラミングライフにGitとGitHubを存分に活用し、さらなる高みを目指してくださいね！

　

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいGitHubライフを！