画像から3Dモデルを無料生成 – Copilot 3Dがすごすぎる件

みなさん、こんにちは。

普段から生成AIを使って遊んでいるという方は、きっと多いですよね。AIでイラストや画像を作るのは、もう当たり前の時代になりました。でも、画像だけじゃなくて、実は3Dモデルも生成できるってご存知でしたか?

「3Dモデリングって難しそう……」 「専用ソフトや高価なサービスが必要なんじゃないの?」

そんな風に思っている方もいるかもしれません。実は、私も以前はそうでした。今回は、そんなイメージをガラッと変えてくれる、画期的なAIサービスをご紹介したいと思います。それが、Microsoft Copilot 3Dです。

 


 

以前は有料サービスを使ってたけど……

 

以前、私は画像から3Dモデルを生成する際に「Rodin」というサービスを使っていました。画像からサクッと3Dモデルを作ってくれるので、とても便利だったのです。

でも、このサービスは無料版だと制限が多くて、思うように使えませんでした。本格的に利用しようと思うと課金が必要になるので、いつの間にかあまり使わなくなってしまったのです。

そんな折、最近見つけたのが、Microsoftが提供しているCopilot 3Dです。Copilotの機能のひとつとして提供されていて、驚くことにMicrosoftアカウントにサインインさえすれば無料でもかなり制限が少なく使えるのです。

「Microsoftアカウントへのサインインは必要」と聞くと、ちょっと面倒に感じるかもしれません。でも、Windowsを使っている人ならほとんどがMicrosoftアカウントを持っているはずなので、問題なく利用できるはずですよ。

 


 

Copilot 3Dを使ってみよう!

 

早速、Copilot 3Dを試してみましょう。まずはCopilot 3Dのページにアクセスします。

copilot3d
Copilot LabsのCopilot 3D のページ

ページに飛んだら、3D化したい画像をアップロードします。今回は、手元にあった忍者の画像を使ってみることにしました。

画像アップロード
画像のアップロードをクリック
ninja
今回利用した忍者画像

画像をアップロードして少し待つと……ジャジャン! 3Dモデルが生成されました。

3dモデル生成
3Dモデルが生成された

テクスチャも再現されるとのことですが、今回はちょっと微妙な仕上がりですね(笑)。でも、ベースとなるモデルが簡単に作れるだけでもすごいことだと思いませんか?

生成されたモデルは「.glb形式」でダウンロードできます。このファイル形式は、多くの3Dモデリングソフトやビューアで開くことができるので、とても便利です。

 


 

作成した3Dモデルを編集してみよう

 

せっかく生成した3Dモデル。そのまま使うのもいいですが、もっとこだわりたい場合は、編集ソフトで開いてみるのがおすすめです。

まずは、定番の3Dモデリングソフト「Blender(ブレンダー)」で開いてみましょう。Blenderはオープンソースの無料ソフトで、プロの現場でも使われるほど高機能なのが特徴です。モデリング、スカルプト、アニメーション、レンダリングなど、3DCG制作に必要な機能がすべて揃っています。

Blenderを開いて、「ファイル」>「インポート」>「glTF 2.0」を選び、ダウンロードしたファイルをインポートします。

blenderで開く
Blenderで開く

すると、先ほどCopilotで生成したモデルがBlenderの画面に表示されました!

blenderで編集
Blenderで編集が可能

Blenderは少し操作が複雑ですが、慣れればモデルの形を編集したり、テクスチャを貼り直したり、アニメーションをつけたりと、さまざまなことができますよ。

 

次に、3D CADソフト「FreeCAD(フリーキャド)」でも試してみました。FreeCADもBlenderと同じく、無料で使えるオープンソースの3D CADソフトです。部品の設計や機械設計など、工業製品のモデリングに特化しているのが特徴です。

FreeCADで「ファイル」>「開く」からglTF形式を指定してファイルを開きます。

freecadで開く
FreeCADで開く

ご覧の通り、問題なくモデルを開くことができました。

freecadで編集
FreeCADで編集が可能

こちらもBlenderと同様、操作は少し慣れが必要ですが、モデルを編集することが可能です。

 

今回紹介したBlenderやFreeCAD以外にも、.glb形式に対応している3Dモデリングソフトや3D CADソフトであれば、たいてい開いて編集できるはずです。

 


 

可能性は無限大!

 

Copilot 3Dで画像から手軽に3Dモデルを生成できるようになると、活用の幅がぐっと広がります。

例えば、ちょっとしたプレゼンのアクセントに、関連する画像を3Dモデル化して資料に盛り込んでみるのはいかがでしょうか? 3Dモデルがグリグリ動く資料は、見る人の印象に強く残りますよね。

また、写真から3Dモデル化も可能です。もし、身近なものが壊れてしまったら、その部品を撮影して3Dモデルに変換し、3Dプリンターで印刷して修理する、なんて使い方もできそうです。

ただし、ひとつだけ注意点があります。著作権を侵害するものは、基本的にアップロードできません。これは、Microsoftが定める「Copilotの行動規範」にも明確に記載されています。利用規約や規範をよく読んで、ルールを守って楽しみましょう。

Rodinと違って、Copilot 3Dは作成回数の制限も厳しくなく、無料で誰でも気軽に試せるのが最大の魅力です。作成したモデルは28日間保存されるので、じっくり編集することもできます。

「3Dモデルを作ってみたいけど、何から始めればいいかわからない……」という方は、ぜひ一度Copilot 3Dを試してみてはいかがでしょうか。驚くほど簡単に、あなただけの3Dモデルが手に入りますよ。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、よい3Dモデリングライフを!

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