タフネススマホなのに充電不可?Doogee Sminiの端子が壊れた話と、Moto G31へのデータ移行奮闘記

みなさん、こんにちは。

以前のブログでも「手軽さとタフさを兼ね備えた頼もしい存在!」と紹介していた、愛用の小型スマートフォン Doogee Smini

 

1年前から使い続け、その堅牢さを信頼しきっていたのですが……なんと先日、その「耐久性がウリ」のはずのスマホが突然故障してしまいました。

今回は、タフネススマホの意外な弱点と、そこから旧機種を復活させて乗り切った「データ移行の奮闘記」を共有したいと思います。

 


 

まさかの充電不可! タフネススマホの意外な弱点

 

事の発端は、いつもの充電タイムでした。

USB-Cケーブルを差し込んだとき、少し「固いな」と感じたのですが、気にせずそのままグイッと押し込んでしまったんです。その時は普通に充電できたので気にしていなかったのですが……。

次に充電しようとした際、何度差し込んでも無反応。不思議に思って端子の中を覗き込んでみると――。

なんと、端子の中にある板状のパーツが割れてしまっていたんです。

割れたUSB端子
よく見ると、割れてる!

今回の教訓: いくら本体が頑丈でも、USB-C端子という「規格部品」そのものは強化できない。ここがタフネススマホの盲点でした。

悲劇を招いた「防水キャップ」

実はこの故障、予兆がありました。Sminiは防水重視のため、USB端子にゴム製のキャップが付いています。でもこれ、充電のたびに邪魔になるんですよね。

半年ほどでキャップ先端のツマミがちぎれてしまい、それ以来ケーブルが差し込みにくくなっていました。その結果、無意識に斜めぎみにケーブルを挿すことが増え、端子にダメージが蓄積していたのかもしれません。

Sminiはワイヤレス充電非対応。つまり、端子が壊れた瞬間、ただの文鎮(ぶんちん)と化してしまう運命に陥ったのです。

 


 

修理? 買い替え? 苦渋の選択

 

すぐに修理について調べましたが、現実は厳しいものでした。

  • 端子交換の修理費用: 約2万円
  • Sminiの購入時点の価格(特価): 約2万円

修理費と本体価格が同じ……これは割に合いません。 かといって、現在市場には私の好みに刺さる「新品の小型スマホ」が見当たらない。「今は買い時じゃない」と判断し、自宅に眠る旧機種を復活させる作戦に切り替えました。

ストックしていた旧機種たち

手元にあったのはこの2台。

  1. Moto G7 (Android 9)
  2. Moto G31 (Android 12)

カスタムROM(LineageOS)を入れてG7を使うことも考えましたが、金融系アプリが動かないリスクは避けたいところ。私の必須条件は以下の通りです。

  • 金融・銀行系アプリが正常に動くこと
  • アクティビティトラッカーとの連携
  • Microsoft Authenticatorの利用
  • LINEが問題なく使えること

これらを満たすため、今回はAndroid 12でまだ現役として戦える Moto G31 を相棒として呼び戻すことにしました。

本当は新品の小型スマホに買い替えたいところですが、苦渋の選択です。

 


 

奮闘! データ移行ドキュメント

 

さて、ここからが本当の戦いです。 画面操作はできるものの、USBを認識しないSminiから、G31へのデータ移行。Sminiが電池切れになる前に実行しなければなりません。これがなかなか大変でした。

1. バックアップと準備

幸い、LINEのトーク履歴やMicrosoft AuthenticatorのID情報はクラウドに保存される設定にしていたため、ここはスムーズでした。

2. セットアップ(ケーブルなしの壁)

通常、Android間の移行はケーブル接続が一番早いのですが、今回は端子が死んでいます。そこで「Wi-Fi経由でのデータコピー」を選択。数十分かかりましたが、無線でもしっかり移行できました。これは不幸中の幸いです。

3. アプリの復旧地獄

データが移っても、すぐに使えるわけではありません。

  • Google系アプリ: アカウント情報まで復元され楽勝。
  • 一般アプリ: ID・パスワードの再入力ラッシュ。
  • LINE: QRコードを使った「かんたん引き継ぎ」が便利でした。
  • 銀行系アプリ: これが一番の難所! マイナンバーカード読み取りや顔認証など、本人確認にかなりの時間を取られました。
  • スマートウォッチ類: GarminやWithingsなどは再ペアリングが必要。

結局、完全に使えるようになるまで数時間を費やしました。「スマホの引っ越し」って、PC以上に手間がかかると痛感しますね……。

 


 

まとめ – 小型スマホ探求の旅はまだまだ続く

 

今回の故障で学んだことは3つです。

  1. タフネススマホでも「端子」はデリケート。
    • 扱いにはもっと慎重になるべきでした。
  2. 修理費=本体価格なら、迷わず旧機種活用。
    • 無理に微妙な新機種を買わなくて正解だと思っています。
  3. データ移行はやっぱり大変。
    • もっと画期的に楽な仕組みがほしい!

とりあえずは、Moto G31でAndroid 12環境を整え、再スタートを切りました。
「小型スマホ好き」としてのこだわりは捨てていません。次に心ときめく小型端末が出るその時まで、しばらくはこの体制で様子を見たいと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんも、充電端子の扱いにはくれぐれもご注意を!

それでは、よいスマートフォンライフを!

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