みなさん、こんにちは。
以前のブログでも「手軽さとタフさを兼ね備えた頼もしい存在!」と紹介していた、愛用の小型スマートフォン Doogee Smini。
1年前から使い続け、その堅牢さを信頼しきっていたのですが……なんと先日、その「耐久性がウリ」のはずのスマホが突然故障してしまいました。
今回は、タフネススマホの意外な弱点と、そこから旧機種を復活させて乗り切った「データ移行の奮闘記」を共有したいと思います。
まさかの充電不可! タフネススマホの意外な弱点
事の発端は、いつもの充電タイムでした。
USB-Cケーブルを差し込んだとき、少し「固いな」と感じたのですが、気にせずそのままグイッと押し込んでしまったんです。その時は普通に充電できたので気にしていなかったのですが……。
次に充電しようとした際、何度差し込んでも無反応。不思議に思って端子の中を覗き込んでみると――。
なんと、端子の中にある板状のパーツが割れてしまっていたんです。

今回の教訓: いくら本体が頑丈でも、USB-C端子という「規格部品」そのものは強化できない。ここがタフネススマホの盲点でした。
悲劇を招いた「防水キャップ」
実はこの故障、予兆がありました。Sminiは防水重視のため、USB端子にゴム製のキャップが付いています。でもこれ、充電のたびに邪魔になるんですよね。
半年ほどでキャップ先端のツマミがちぎれてしまい、それ以来ケーブルが差し込みにくくなっていました。その結果、無意識に斜めぎみにケーブルを挿すことが増え、端子にダメージが蓄積していたのかもしれません。
Sminiはワイヤレス充電非対応。つまり、端子が壊れた瞬間、ただの文鎮(ぶんちん)と化してしまう運命に陥ったのです。
修理? 買い替え? 苦渋の選択
すぐに修理について調べましたが、現実は厳しいものでした。
- 端子交換の修理費用: 約2万円
- Sminiの購入時点の価格(特価): 約2万円
修理費と本体価格が同じ……これは割に合いません。 かといって、現在市場には私の好みに刺さる「新品の小型スマホ」が見当たらない。「今は買い時じゃない」と判断し、自宅に眠る旧機種を復活させる作戦に切り替えました。
ストックしていた旧機種たち
手元にあったのはこの2台。
カスタムROM(LineageOS)を入れてG7を使うことも考えましたが、金融系アプリが動かないリスクは避けたいところ。私の必須条件は以下の通りです。
- 金融・銀行系アプリが正常に動くこと
- アクティビティトラッカーとの連携
- Microsoft Authenticatorの利用
- LINEが問題なく使えること
これらを満たすため、今回はAndroid 12でまだ現役として戦える Moto G31 を相棒として呼び戻すことにしました。
本当は新品の小型スマホに買い替えたいところですが、苦渋の選択です。
奮闘! データ移行ドキュメント
さて、ここからが本当の戦いです。 画面操作はできるものの、USBを認識しないSminiから、G31へのデータ移行。Sminiが電池切れになる前に実行しなければなりません。これがなかなか大変でした。
1. バックアップと準備
幸い、LINEのトーク履歴やMicrosoft AuthenticatorのID情報はクラウドに保存される設定にしていたため、ここはスムーズでした。
2. セットアップ(ケーブルなしの壁)
通常、Android間の移行はケーブル接続が一番早いのですが、今回は端子が死んでいます。そこで「Wi-Fi経由でのデータコピー」を選択。数十分かかりましたが、無線でもしっかり移行できました。これは不幸中の幸いです。
3. アプリの復旧地獄
データが移っても、すぐに使えるわけではありません。
- Google系アプリ: アカウント情報まで復元され楽勝。
- 一般アプリ: ID・パスワードの再入力ラッシュ。
- LINE: QRコードを使った「かんたん引き継ぎ」が便利でした。
- 銀行系アプリ: これが一番の難所! マイナンバーカード読み取りや顔認証など、本人確認にかなりの時間を取られました。
- スマートウォッチ類: GarminやWithingsなどは再ペアリングが必要。
結局、完全に使えるようになるまで数時間を費やしました。「スマホの引っ越し」って、PC以上に手間がかかると痛感しますね……。
まとめ – 小型スマホ探求の旅はまだまだ続く
今回の故障で学んだことは3つです。
- タフネススマホでも「端子」はデリケート。
- 扱いにはもっと慎重になるべきでした。
- 修理費=本体価格なら、迷わず旧機種活用。
- 無理に微妙な新機種を買わなくて正解だと思っています。
- データ移行はやっぱり大変。
- もっと画期的に楽な仕組みがほしい!
とりあえずは、Moto G31でAndroid 12環境を整え、再スタートを切りました。
「小型スマホ好き」としてのこだわりは捨てていません。次に心ときめく小型端末が出るその時まで、しばらくはこの体制で様子を見たいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんも、充電端子の扱いにはくれぐれもご注意を!
それでは、よいスマートフォンライフを!



