【障害報告】加齢でもコロナ後遺症でもなかった。エンジニアが「逆流性食道炎」というバグに気づくまで

みなさん、こんにちは。

今日は、私のボディシステム(身体)で経験した、「バグ」についてお話ししようと思います。

 


 

2025年夏、システムダウン

 

事の始まりは2025年の夏でした。約10日間、ガッツリと寝込みました。 高熱は3日ほどで引いたのですが、とにかく倦怠感がひどくて起き上がれない。発熱直後の抗原検査は陰性でしたが、症状の推移を見る限り、おそらく「あれ(コロナ)」だったのでしょう。

復旧後、どうもシステムの挙動がおかしいことに気づきます。

  • 少し動くだけで息切れ(リソース不足)
  • 頻繁な立ち眩み(電圧不安定)

「これが噂のコロナ後遺症か」「いや、単なる経年劣化(加齢)か」 そう自分に言い聞かせ、根本原因を特定しないまま「様子見」という名の運用回避を続けていました。

 


 

胃から届き始めた「エラーログ」

 

だましだまし運用を続けていた年末、新しいノイズが混じり始めました。胃の上部に走る、軽い痛み。喉ではなく、胃のあたりに「痰」が引っかかっているような、なんとも言えない違和感です。

食後数時間経つと、その部分が10分ほど痛む。でも、出ない日もある。

「再現性が低いし、クリティカルじゃないから放置でいいか」

そういえば、最後にフルスキャン(健康診断)をしたのは2017年。当時は「胃のポリープ(経過観察)」や「肺炎の跡」というログが出ていましたが、それを放置していた負債が溜まっているのかも……という不安が、バックグラウンドで走り始めました。

 


 

「これは仕様ではなくバグだ」と確信した瞬間

 

違和感の頻度が上がり、痛みがわずかに増したとき、エンジニア特有の直感が働きました。

「これ、監視ログの異常値がじわじわ増えていく、障害発生の前兆だわ」

重い腰を上げ、近所の胃腸科へ。症状を伝えると、医師からあっさり一言。

「では、胃カメラをやりましょう」

人生初の、胃カメラ実装が決まった瞬間でした。

 


 

胃カメラという名のフルスキャン

 

これまでの検査経験といえば、せいぜいバリウム検査止まり。胃カメラは「何かあった人のための最終手段」だと思っていましたが、今回は安心を買うために「胃カメラありのフルコース」をオーダー。

前日21時からの絶食を経て、当日はエコー、レントゲン、血液検査、そしてメインディッシュの胃カメラへ。

 

鎮静剤という名の「強制シャットダウン」

今回は鎮静剤を使ってもらいました。 麻酔自体が初めてだったので、「眠っている間に終わる」なんて話も半信半疑でしたが……。

腕に薬剤を投入された記憶を最後に、気づいたらベッドの上でした。まさに sleep(3600)。一瞬の暗転のあと、プロセスが完了している。

「麻酔、凄すぎるな……」と、現代医療の技術スタックに心から感動しました。

 


 

デバッグ結果 – 原因は「基本姿勢」にあり

 

検査の結果、下された診断は「逆流性食道炎」の疑いでした。

  • 症状: 胃酸の逆流による痛みやえずき、ガスの蓄積。
  • 新事実: 気管支が細く、酸素交換能力が落ちている可能性(これが胃の動きを鈍くし、立ち眩みを引き起こしていた)。
  • 結論: コロナ後遺症というより、何らかのアレルギーと体質による複合エラー。

一番衝撃だったのは、医師のこの言葉です。

「逆流性食道炎は、前かがみの姿勢が良くないんですよ」

……それ、エンジニアのデフォルトの姿勢じゃないですか。

腰痛対策にBackJoyなどは使っていますが、前かがみを防ぐ機能はありません。私たちが集中してコードを書いているとき、胃は物理的に圧迫され、バグを誘発していたのです。

 


 

処方された「大量のパッチ」と今後の対策

 

処方箋を見て、思わず二度見しました。30日分、6種類の薬。うち1つは吸入薬。

「この量をデプロイ(服用)しなきゃいけないのか……」と圧倒されましたが、QoL(生活の質)を取り戻すために大人しく飲むことにしました。

また、物理レイヤーの改善案として

このあたりを本気で検討しています。

 


 

QoLのメンテは「早めのコミット」が吉

 

今回の件で痛感したのは、「軽い違和感を放置するコストが一番高い」ということです。

原因不明のまま「加齢かな」「後遺症かな」と悩み続けるCPUリソースの無駄遣いに比べれば、さっさと専門医に診てもらって原因を特定するほうが、はるかに合理的でした。

QoLは、一度システムダウン(崩壊)すると、元のパフォーマンスに戻すのが非常に大変です。もしみなさんの身体に「気になるログ」が出ているなら、早めのデバッグをおすすめします!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいエンジニアライフを!

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