生産性の価値が消える未来 – AI時代における「希少性」と「高賃金」の再定義

みなさん、こんにちは。

先日、AI(Claude)に私の過去の記事群を評価してもらったところ、なかなか辛辣なフィードバックをもらってしまいました。

「思想系の記事が増えて内容が薄くなっているのではないか」
「更新頻度を維持するために、書きやすい記事でお茶を濁しているのでは?」

……といった具合です。

確かに、最近は具体的なノウハウよりも「これからの時代のあり方」といったテーマが増えています。ですが、それは決して手を抜いているわけではありません。

AIの進化によって、私自身の関心が「いかに生産性を上げるか」から「人間としての価値をどこに置くか」へと、大きくシフトしていることが背景にあります。

今回は、AI時代に「希少価値」や「賃金」の定義がどう変わっていくのか、一つの仮説をお話しさせてください。

 


 

AIと人間の「逆転現象」が起きている

 

最近、AI界隈で著名なshi3z氏のブログを読み、非常に示唆に富む変化を感じました。今、現場では面白い「逆転現象」が起きつつあります。

  • AIは「チーム」を必要とするようになる
    AI単体では限界があるため、複数のエージェント(検索、要約、コード生成など)を束ねて協力させる「チーム化」が進んでいます。
  • 人間は「個(指揮者)」で動けるようになる
    一方で人間は、AIを使いこなすことで、かつては組織で行っていた仕事を「一人」で完結できるようになりつつあります。

この「AIは群れ、人間は個になる」という変化は、これからの社会構造を読み解く大きな鍵になりそうです。

 


 

情報産業のこれから – 生産性の「絶対的な価値」が暴落する

 

まず、既に大きな変化の真っ最中なのが、ソフトウェア開発、マーケティング、執筆、分析といった「情報産業」の領域です。

ここではAIがほぼ無限に、かつ高速にアウトプットを生成できます。これまで「速く、正確に、大量に」という生産性を手に入れるために、私たちは教育や訓練に膨大な時間を投資してきました。

しかし、AIがボタン一つでそれを代行できるようになった今、この領域での生産性はもはや当たり前の「空気」のような存在(コモディティ)になりつつあります。「生産性が高いこと」だけでは、もはや高い報酬を得られない時代がすぐそこまで来ています。

 


 

身体的活動 – 生産性よりも「人間味」が価値を定義する

 

一方で、医療、介護、接客、職人の手仕事といった「身体性」を伴う領域では、話が少し変わります。

人間の体を使う以上、情報産業のように生産性が数万倍に跳ね上がることはありません。ここで注意したいのは、「生産性の価値がどう変わるか」は領域によって異なる、ということです。

身体的な現場では、仕事の効率(生産性)が無意味になるわけではありません。むしろ、AIやロボットを賢く利用することで、これまで成し得なかったレベルの生産性を獲得することも可能になるでしょう。

しかし、その効率化が進めば進むほど、今までは生産性の陰に隠れていた「信頼・安心・共感」といった要素の価値が、相対的にぐんと跳ね上がっていくのです。

  • 信頼:「この人に任せれば大丈夫」という、積み重ねが必要な感覚
  • 安心:不安を受け止め、状況を察し、寄り添ってくれる力
  • 共感:感情や物語を共有し、関係性を築く力

「テキパキこなすこと」はAIやロボットのサポートで補えても、「心が安らぐこと」は人間にしか提供できない。ここが、未来の「高価格・高賃金」の源泉になると考えています。

 


 

「作る側」と「受け取る側」の境界が溶けていく

 

仕事のあり方そのものも変わっていくでしょう。

これまでのビジネスは「作る人」と「使う人」がはっきり分かれていましたが、これからは「生産から消費までがひとつのチーム活動(コミュニティ)」のようになっていくのではないでしょうか。

一人でAIを指揮して何かを生み出し、それを信頼でつながった仲間が受け取り、共に喜びを共有する。

「効率」のためのチームは不要になっても、人間は社会的動物です。「意味」や「絆」を共有するためのチームは、むしろ今よりずっと大切になるはずです。

 


 

未来の賃金構造はどう変わる?

 

以上の仮説をまとめると、価値の源泉は次のように整理できます。

領域生産性の価値未来の希少価値(高賃金の源)
情報産業絶対的に下がる構想力、意思決定、独自の物語
身体的産業AIで向上するが、相対的価値は下がる信頼・安心・共感(人間性)

AIは今、私たちが「効率」を求めるからこそ、効率的な答えを出すように学習されています。ですが、私たちが「人間らしさ」に価値を置き始めれば、AIの活用の仕方もまた、変わっていくでしょう。

生産性の追求をAIに任せられるようになったからこそ、私たちはもっと「人間としての意味」にコストと時間をかけていい。私はそう信じて、これからも「意味のためのチームビルディング」を探究していきたいと思っています。

……なーんて、こんな抽象的なことばかり書いていると、またClaudeからは「生産性の低い、内容の薄い記事ですね」なんて辛口な評価をされてしまうのかもしれません(笑)。

効率を重視するAIには理解しがたい、この「非効率な人間味」の中にこそ、未来のヒントがあると信じているのですが……。みなさんはどう思われますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいワークライフを!

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