【2025年版】スマホ全盛の今だからこそ!仕事の効率を爆上げする「実用的な電卓」の選び方

みなさん、こんにちは。

今は2025年11月。気がつけば、スマートフォンやPCを一人一台以上持っているのが当たり前の時代になりました。いつでもどこでも、手元のデバイスで高度な計算ができる世の中です。そんな今の時代に、「わざわざ電卓を買う?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

正直なところ、私も「電卓なんて、もう存在意義があまりないのでは」なんて思っていた時期もありました。でも、日々のデスクワークやちょっとした計算作業の中で、以下のように感じることがあるのも事実です。

「スマホのロック解除、面倒くさくない?」 「PCで作業中の画面、そのままで計算したくない?」

そうなんです。アプリを立ち上げるのがおっくうだったり、今見ているブラウザや資料の画面を切り替えずに、手元でササッと数字を叩きたい場面って、意外と多いんですよね。そんな時、物理的なキーがある「電卓」がデスクにあると、やっぱり便利なんです。

とはいえ、いざ電卓を買おうとすると、その種類の多さに圧倒されます。表示できる桁数が違ったり、ついているキーの種類が違ったり、メーカーによってキー配列などの操作性がまるで違ったり。

適当に選んでしまうと、せっかく効率アップを狙ったのに、「使いにくい!」と逆にストレスが溜まる結果になりかねません。

そこで今回は、私が実際に「自分にとって最適な電卓」を選び抜いたプロセスを、重視したポイントとともにご紹介したいと思います。

「たかが電卓、されど電卓」。こだわりの相棒探しの記録です。

 


 

まずは「目的」を明確にする

 

何を買うにも、まずは「何に使いたいか(目的)」をはっきりさせることが重要です。私が電卓に求めた役割は、大きく分けて以下の3つでした。

1. 加減乗除(四則演算)

これはもう、当たり前ですよね(笑)。帳簿付けや日々のちょっとした計算で必須の機能です。これができない電卓はありませんが、基本だからこそ、打ち心地が重要になってきます。

2. 比率計算

ビジネスシーンでは意外と頻出するのがこれ。「安全比率」を出したり、「前年度比」を確認したり、あるいは「税込価格」を算出したり。パパッと割合を出したいシーンは多いです。

3. 統計計算

ここが今回の少しマニアックなこだわりポイントかもしれません。データ分析中の補助道具として使いたいので、「分散」や「標準偏差」といった計算の助けになる機能が欲しいんです。Excelを使えば一発ですが、手元で検算したり、ざっくりとした傾向を見たりする時に、電卓でできれば非常にスムーズです。

 


 

必要な「キー」と「スペック」を洗い出す

 

目的が決まれば、必然的に「必要なキー」と「スペック」が見えてきます。

必須となるキー

  • 加減乗除キー
    • どの電卓にもあるのでOK。
  • %キー
    • 比率計算を効率化するには必須です。これがないと、いちいち小数点を打って計算しなければならず、地味にストレスが溜まります。
  • √(ルート)キー
    • ここが重要です。統計計算、特に標準偏差などを扱う場合、ルート計算は避けて通れません。関数電卓ほどの機能はいりませんが、ルートキーだけは外せません。

必要な表示桁数

電卓売り場に行くと、大きく分けて「8桁」「10桁」「12桁」のモデルがあることに気づきます。まず、8桁は論外です。数千万単位の計算でオーバーフローするようでは、ビジネスユースには耐えられません。

迷いどころは「10桁か、12桁か」という点ですが、仕事で扱う数字は意外に桁数が多くなりがちです。億単位の計算や、小数点以下の細かい計算を含めると、10桁でも心許ない瞬間があります。 ここはやはり、「12桁」が必要だという結論に達しました。

あれば嬉しい機能

  • メモリー機能(M+, M-, MR, MC)
    • 簿記のような複雑な計算をするなら必須級の機能ですが、私の用途では「あれば嬉しい」レベル。でも、ついているに越したことはありません。

 

ここまでのまとめ – 私の必須条件

  1. 12桁表示であること
  2. 「%」キーと「√」キーを備えていること

 


 

いざ、電卓探しの旅へ

 

条件が決まったので、実際に市場にある電卓を探し始めました。ネットショップやカタログを見比べていく中で、いくつか「気づき」がありました。

まず、「安価な電卓は、意外に√キーがない」ということ。 デザイン重視の安いモデルや、手帳型の簡易的なものは、ルートキーが省略されていることが多いんです。

そして、「12桁表示の電卓は、基本的にビジネス用」だということ。 12桁となると、筐体がしっかりした実務用モデルがメインになります。

メーカー選びは「信頼」を重視

電卓メーカーはまさに玉石混淆。聞いたこともないメーカーの安い電卓もたくさんあります。しかし、以前私が使っていた「見た目重視のデザイン電卓」は、キーの反応が悪くなったり、印字がすぐ消えたりと、耐久性に難がありました。

電卓は「叩く」ものです。酷使するものだからこそ、耐久性は最重要項目。

そうなると、選択肢は自然と以下の「3大メーカー」に絞られます。

  • Casio(カシオ)
  • Sharp(シャープ)
  • Canon(キヤノン)

30年近く前、私が簿記検定を受けた時も、講師の方に「この3社のどれかを選んでおけば間違いない」と勧められたのを思い出します。やはり、歴史と実績が違います。

予算の壁

業務用の「経理のプロが使うような機種」は、平気で5,000円以上、高いものだと1万円近くします。もちろん良いものなのでしょうが、今回はあくまでPCやスマホの「補助ツール」。 予算は「3,000円以内」に抑えたいところです。

 


 

候補機種の絞り込み

 

「信頼の3メーカー」「12桁・%および√付き」「予算3,000円以内」。この条件でフィルターをかけ、最終候補としてリストアップしたのが以下の機種たちです。

【Casio】

  • DF-120GT デスクでの使用を想定した、どっしりとした大きめのサイズ。
  • MW-12GT 卓上でも手持ちでも使いやすい、バランスの良い「ミニジャスト」サイズ。

【Sharp】

  • EL-N762K-X こちらもデスク用の大きめサイズ。
  • EL-N742K-X 卓上・手持ち両用のバランス型。
  • EL-VN83 / EL-VN82 機能はしっかりしつつ、筐体カラーが選べるデザイン重視のモデル。サイズ感も良い。

【Canon】

  • HS-1220TUB デスク用の大きめサイズ。
  • KS-125WUC かなりコンパクトなミニ卓上サイズ。

ここからさらに絞り込む!

候補が出揃ったところで、私の使用環境(デスク周り)に合わせてさらに絞り込んでいきます。

まず、「サイズ」の問題。 デスクは広く使いたいので、電卓自体は小さい方がありがたい。PCのキーボードの横に置いても邪魔にならないサイズ感が理想です。そうなると、各社の「デスク用大きめサイズ」の線は消えます。

次に、「キーの独立性」。 実はCanonのコンパクトモデルなどは、スペースの都合上「%」や「√」が他のキーと共用になっていたり、ファンクションキー扱いだったりすることがあります。私はこれらを独立したキーとしてワンタッチで使いたい。

この条件でチェックすると、残念ながらCanonの候補は脱落となりました。

というわけで、最終決戦に残ったのは以下の機種です。

 


 

究極の選択 – 「キー配列」の好み

 

ここまで来ると、機能面での差はほとんどありません。強いて言えば、Sharpの機種には「小数点の桁数設定(F, 3, 2, 0, A)」のスイッチがありますが、Casioのこのクラス(MW-12GT)にはそれがありません。 ただ、私の場合、小数の端数処理に強いこだわりはないので、これは決定打にはなりませんでした。

となると、最後にモノを言うのは「キー配列の好み」です。 電卓を使ったことがある方ならわかると思いますが、CasioとSharpではキーの配置が微妙に異なります。これが操作性に大きく影響するのです。

1. クリアキーの配置

私は計算をリセットする際、手の位置をあまり動かさずに、流れの中で「C(クリア)」や「AC(オールクリア)」を打ちたい派です。 この点に関しては、Casioの配列が私の感覚にジャストフィットします。親指の可動域にしっくりくる位置にあるんです。

2. 「0」キーの配置

一方で、「0」キーの位置については好みが分かれます。 Sharpの配列は、「1」の下に「0」があります。数字キーのまとまりとして自然なのはこちらかもしれません。 Casioは「1」の下に「00」が来ることが多く、「0」が少し左にずれていたりします(機種によりますが)。 正直に言うと、「0」に関してはSharpの配列(1の下に0)が好みです。

3. 「00」キー問題

もっと贅沢を言うなら、Casio配列の中で「0」と「00」の位置を交換してくれたら最高なのですが……(笑)。これはもう、無い物ねだりですね。

 


 

最終的な決断と、その理由

 

Casioのクリアキーの押しやすさを取るか、Sharpの「0」の位置の自然さを取るか。 かなり迷いました。店頭の写真を見比べ、エアで指を動かしてシミュレーションまでしました。

迷った挙句、私が選んだのは……

Casio MW-12GT

MW-12GT

でした。

決め手となった理由

  1. 価格
    • 最後はやっぱりここです(笑)。最終候補の3機種(MW-12GT、EL-N742K-X、EL-VNシリーズ)の中で、CasioのMW-12GTが一番安かったんです。予算3,000円以内という条件に対し、非常にコストパフォーマンスが高い価格設定でした。
  2. 口コミ・評判
    • ECサイトなどの口コミ数が非常に多く、評価も安定して高かった点も後押しになりました。「迷ったらロングセラー」というのは、ガジェット選びの鉄則でもあります。

 


 

まとめ – 数ヶ月使ってみた感想

 

普段、何気なく使っている電卓ですが、いざ「自分のための1台」を選ぼうとすると、こんなにも多くの要因が絡んでくるものかと驚きました。価格、性能、サイズ、そしてキー配列。意外に選ぶのに苦労しましたが、その分、愛着も湧くというものです。

購入してから数ヶ月が経ちましたが、結論として大満足しています。

狙い通り、デスクの邪魔にならないサイズ感でありながら、12桁表示で仕事の計算も余裕。心配していたキーの耐久性も、さすがCasio、全くヘタる様子がありません。

「√」キーを使った統計の補助計算もスムーズで、PCの画面を切り替えずに手元でササッと計算できる快適さは、一度味わうと戻れません。

もし皆さんが、 「スマホの電卓じゃちょっと物足りないな」 「仕事で使える、安くて良い電卓はないかな」 と必要に迫られることがあったら、ぜひこの「Casio MW-12GTを検討してみてください。

もちろん、Sharp派の方はEL-N742K-Xも素晴らしい選択肢だと思います。たかが電卓、されど電卓。自分に合った道具を選ぶと、日々の仕事が少しだけ楽しく、快適になりますよ。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいガジェットライフを!

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