Raspberry Pi開発でVS Code Remote × AIを使うのが「最適解」な理由

みなさん、こんにちは。

Raspberry Pi(以下ラズパイ)でAIを活用した開発環境を作るとき、よく悩むのが↓これです。

  • 「VS Code RemoteでPCから繋いでGitHub Copilot を使うのがいいのか?」
  • 「Claude CodeやGemini CLIのようなターミナル型AIを直接入れるのがいいのか?」

実は私も、「ラズパイの環境を汚したくないし、CLIの方が軽そう!」という理由でターミナル型AIを試したことがあります。

当時はVS Code RemoteとAIの仕組みを100%理解できていなかったのですが、その後いろいろ調べていくうちに、「あ、これVS Code Remoteが最適解だわ」という結論に達しました。

今回は、リソースの限られたラズパイだからこそ見えてきた、VS Code Remote × AI(GitHub Copilotなど)が最強である理由を解説します!

 


 

まずは結論 – 役割分担とリソースの節約がすべて

 

先に結論をお伝えすると、ラズパイ開発のベストプラクティスはこれです。

「頭脳(UI・AI)はPC側、手足(実行・検証)はラズパイ側」に完全に分けること。

理由は、ラズパイの貴重なメモリとCPUを「プログラムの実行」だけに集中させられるからです。

 


 

VS Code Remoteの賢い「分業」スタイル

 

VS Code Remoteを使うと、ラズパイ側には「VS Code Server」というプログラムが立ち上がります。

「サーバーが動くなら重そう」と思われがちですが、実は「重い処理をPC側へ委託する分業」が上手なんです。

  • 「描画」はPCの仕事
    ラズパイにとって一番の重荷は、実は「綺麗な画面を表示すること」。VS Code Remoteなら、UI表示の負荷は100% PC側が引き受けます。
  • 「AIの思考」もPC経由
    GitHub CopilotなどのAIを使う際、複雑なコード解析やプロンプトの組み立ては主にPC側で行われます。

つまり、ラズパイは「コードを実行してセンサーやモーターを動かす現場職人」に、PCは「設計図を書いて指示を出す監督」に徹するという理想的な分業体制が成立します。

 


 

ターミナル型AIだと避けられない「リソース食い合い」

 

ここで、「ターミナル型AI(Claude Codeなど)を直接ラズパイで動かす方が、エディタを通さない分だけ軽いのでは?」という疑問が出てきます。

しかし、実際の開発シーンを考えると、以下のような「Node.jsの二重起動」問題が発生します。

  • ターミナル型AI単体で開発する場合
    AIが書いたコードを確認したり、細かい修正をしたりするには、結局ファイルを開きますよね?
    開発スピード優先でAIを採用したのだから、いちいちローカルにファイルをダウンロードすることなどせず、VS Code Remoteで確認する場合がほとんどだと思います。
    すると、ラズパイの中では「AI用のNode.js」と「VS Code Server用のNode.js」が2つ同時に動くことになり、メモリを奪い合ってしまいます。
  • VS Code Remoteに統合する場合
    AI機能はVS Code Serverの一部として動くため、Node.jsプロセスは1つで済みます。

リソースの少ないラズパイ(特に1GBや2GBモデル)では、この「プロセスの重複を避ける」ことが、動作の安定感に直結します。

 


 

ラズパイ開発の現実に即したメリット

 

「24時間AIに自律開発させたい」ならターミナル型AIが向いているかもしれませんが、ラズパイ開発の現実は少し違います。

  • 実機検証がメイン
    センサーを動かしたり、GPIOを制御したり。AIが書いたコードが正しく動くか、常に「実機」で確認しながら進めるのがラズパイ開発の醍醐味です。
  • 「目」と「手」の連動
    AIの提案をDiff(差分)画面でサッと確認し、ボタン一つで反映。そのままターミナルで実行。この一連の流れを一つの画面で完結できるVS Code Remoteは、検証サイクルを圧倒的に速くしてくれます。

 


 

まとめ – ラズパイを瀕死にさせないための知恵

 

なぜVS Code Remoteがラズパイ向きなのか。一言でいうと、

「どうせエディタを使うなら、AIもそこにまとめてリソースを節約しよう」

という、非常に現実的な選択だからです。

  • ラズパイ: 実行とハードウェア制御に専念(Node.jsは1つだけ)。
  • PC: 快適な画面表示と、AIとのやり取りを担当。

この「いいとこ取り」の構成こそが、現時点でのラズパイAI開発における正解だと言えるのではないでしょうか。

同じように「どのツールを使おうかな?」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。ちなみに、もしこれでも動作が重いと感じる場合は、ラズパイ側のVS Code Serverで不要な拡張機能を無効化するだけでさらに快適になりますよ!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいRaspberry Piライフを!

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