人生はじめてのLTでやったこと

初めてのLTでやったこと

みなさん、こんにちは。みかみです。

IT業界では、エンジニア向けの勉強会が本当にたくさん開催されています。
文字通り、日本中のどこかで毎日行われているほどです。

私もいくつかの勉強会に参加していますが、自分が発表するとなるとどうしても躊躇してしまいます。

なぜなら、参加者の多くは技術者やデザイナーで、興味の対象が技術やデザインの話だからです。私の得意分野はIoTの事業化であり、技術やデザインの深い話はできません。そのため、これまではずっと単なる参加者でした。

しかし、そんな私でも発表できそうなイベントを見つけました。

それが「趣味LT」というイベントです。

このイベントでは、趣味に関するテーマが事前に決められており、そのテーマについてLT(ライトニングトーク)を行うのです。
「これなら私にもできそう!」と思い、LTを決意しました。

今回は、「はじめてのLTでやったこと」と題して、参加を決めてから実際に発表するまでに私が取り組んだことをご紹介します。

LT初心者の方や、発表に興味がある方の参考になれば幸いです!

 


 

1. LTのテーマから自分の興味がある対象を絞る

まず問題なのが、LTのテーマから何を話すか決めることです。

今回は「自動車」でした。

自動車がテーマと聞いた途端、なぜか「フォークリフト」が思い浮かんだんです。

自動車というテーマでフォークリフトのことを話す、これは面白そう」と直感しました。

フォークリフトは、工場や倉庫でよく見かける乗り物で、運転するには特別な講習を受けなければなりません。

以前から少し興味があったので、これをテーマにすることにしました。

 自動車とフォークリフト


 

2. 大まかなLT内容を決める

次に、LTの内容を考えました。

単にフォークリフトについて説明するだけでは面白くありません。

そこで、フォークリフトの運転技能講習の体験談を話すことにしました。

フォークリフトの技能講習はまだ受けていなかったので、実際に講習を受けた体験談を共有すれば、参加者にとっても興味深い内容になるのではないかと考えたのです。

 


 

3. LTの内容をブラッシュアップ

しかし、単なる体験談では何か足りない。

聴衆に「そうきたか!」という驚きや面白さを提供したいと思い、フォークリフトとラジコンを組み合わせるアイデアを思いつきました。

ラジコンを使ってフォークリフトを操作する楽しさを伝えることで、ユニークな視点からテーマを掘り下げられるのではないかと考えました。

 


 

4. ストーリーのたたき台を生成

そこで、ChatGPTのo1モデルを使って、ストーリーのたたき台を生成しました。

いくつかたたき台を生成し、最終的には、「運転の楽しさを味わうためにフォークリフトの免許を取ったが、実際に運転して楽しかったのはフォークリフトのラジコンだった」というオチのあるストーリーを採用しました。

このストーリーなら、意外性がありつつも、運転の楽しさというテーマをうまく表現できます。

 


 

5. スライドの構成案を作成

次に、Gemini、ChatGPT、Claudeの3つのAIモデルを使って、それぞれスライドの構成案を作成しました。

それぞれの提案を比較し、良い部分を取り入れてスライドの流れを決定しました。
このプロセスを通じて、自分でもストーリーの起承転結を明確にすることができ、聴衆が内容を追いやすくなるようになったと思います。

 


 

6. ラジコン操作のスライドを工夫

スライドの中でラジコン操作の部分を説明する際、単なる画像やテキストではイメージが伝わりにくいと感じました。

そこで、実際にラジコンを操作している動画を撮影し、スライドに埋め込むことにしました。

この動画撮影の際、運転技能講習の修了試験で走ったコースを再現して撮影したことが、あとでストーリーに活かされることになりました。

 


 

7. スライド内容を再度ブラッシュアップ

動画を撮影したことで、新たなアイデアが浮かびました。

ラジコンを使ってフォークリフト運転技能講習の修了試験を再受験するストーリーです。

早速ストーリーを変更し、ドライバーとして仮乗せしていたパンダのプーキーというキャラクターを主人公に設定しました。

これにより、ストーリーにユーモアと親しみやすさを加えることができたと思います。

 


 

8. スライドの初版を作成

作成した構成に沿って、Googleスライドを使ってスライドの初版を作成しました。

背景のテーマは、Googleスライドのおすすめから選び、視覚的にも魅力的なスライドになるように心がけました。

 


 

9. 効果を追加

スライドをより魅力的にするために、以下の効果を追加しました。

  • イラストの追加
    パンダの主人公に感情移入できるようなイラストを、googleのImageFXを使って生成しました。
    これにより、聴衆がストーリーに入り込みやすくなりました。
  • 動画にBGMを追加
    ラジコン操作の動画にBGMを追加し、臨場感を高めました。
    具体的には以下の通りです。

    • NG動画には、さだまさしの「防人の詩」を使用し、「教えてください」という歌詞で動画が終わるように尺を調整。

    • OK動画には、サバイバーの「Eye of the Tiger」を使用し、最後にスーパーマリオのステージクリア効果音を入れ込みました。

    ただし、実際の発表環境では音声出力がなく、BGMは再生されませんでした(笑)。
パンダーのプーキー

主役のプーキー


 

10. 最終調整

ストーリーの結論として、「ラジコン操作の達成感が運転の喜びにつながる」ことを強調しました。

さらに、「運転の喜びは人それぞれ異なるので、自分なりの喜びを見つけることが大切」というメッセージを込めました。

これにより、ストーリーの起承転結が完成し、聴衆に伝えたいメッセージが明確になりました。

 


 

11. セリフ入れ

スライドで話す内容をスクリプトに起こしました。

最初は生成AIにスクリプトを書かせてみましたが、感情が伝わりにくいと感じたため、結局自分でスクリプトを起こしました。

生成AIは文章を生成することは得意ですが、感情表現がまだまだ弱いですね。小説を書かせても面白くない。この部分は今後の発展に期待しましょう。

 


 

12. 時間調整

スクリプトを読み上げて、発表時間の調整を行いました。
LTは10分程度の短い発表なので、時間をオーバーしないように注意しました。

 


 

13. 最終リハーサル

実際の発表と同じ手順でスライドを流し、読み上げのリハーサルを行いました。
問題がなかったので、いざ本番です。

 


 

14. 本番

 

本番で発表したスライドは以下でご覧になれます。動画部分はBGMが著作権的にNGなので残念ながらカットしました。臨場感が伝わらなくてごめんなさい。

 


 

本番後の反響

本番では、参加者のみなさんから良い反響をいただけたようで、嬉しく思っています。
初めてのLTでしたが、準備をしっかり行ったことで、自信を持って発表することができました。

次回もぜひ参加したいと思います!

 


 

以上が、私が初めてのLT発表で取り組んだ内容です。

準備の過程で学んだことや工夫した点が、皆さんの参考になれば幸いです。

LTに興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください!

怖がらなくても大丈夫。意外と楽しいですよ!

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