Google検索のAIモード、日本で先行して試す裏ワザを大公開

みなさん、こんにちは。

2025年8月21日、Googleは検索体験を大きく変えるであろう「AIモード」を発表しました。AIがユーザーの質問に直接答えてくれるこの新機能、気になっている方も多いのではないでしょうか。

ただ、今のところAIモードは英語のみの提供で、日本での本格展開はもう少し先になりそうです。でも、ちょっとした設定を変えるだけで、日本にいながらこのAIモードを先行して体験する方法があるのです。

「どうせすぐ使えるようになるなら、待っててもいいかな」そう思うかもしれませんが、新しいもの好き、技術に少し明るいみなさんなら、きっとワクワクしますよね?では早速、その方法をご紹介します。

 


 

設定変更はたった数ステップ!

 

やり方はとても簡単です。副作用として、Googleのトップページとマップなどの表示が一時的に英語になりますが、他のサービス(GmailやYouTubeなど)は日本語のままなのでご安心ください。

  • Googleのトップページにアクセス
  • 右上のユーザーアイコンをクリック
Googleトップのユーザーアイコンをクリック
ユーザーアイコンをクリック
  • 「言語(Language)」を選択
言語をクリック
言語をクリック
  • 「表示言語」を「英語」に変更
  • 「検索結果の言語フィルタ(Results language filter)」に日本語を追加
表示言語を変更
表示言語を変更して言語フィルタを追加

これだけで準備は完了です。トップページに戻ると、検索窓に「AI Mode」という表示が出ているはずです!

AIモードボタン
AIモードが出現!

 


 

AIモードを日本語で使うための「抜け道」

 

AI Modeをクリックすると、チャット画面に切り替わります。

AIモードチャット画面
AIモードチャット画面

ここでそのまま日本語で質問をしても、残念ながら「日本語にはまだ対応していません」と返されてしまいます。

日本語では答えてくれません
日本語では答えてくれません

でもご安心を。実は、たったひと手間加えるだけで、日本語でのやりとりが可能になります。

最初の質問だけ英語にするという抜け道です。

英語で質問
初回は英語で質問

回答取得後、「日本語で教えてください」と質問するもよし、日本語で追加の質問をするもよし。一度英語で質問すれば、文脈が認識されるため、以降は日本語でスムーズに会話できます。

日本語で追加質問
2回目以降は日本語でOK

英語が苦手な方でも、最初の質問だけ翻訳ツールを使えばOK。これで、誰でも手軽にAIモードを体験できますね。

 


 

「AIによる概要」と「AIモード」の違いとは?

 

「そもそも、AIによる概要(AI Overviews)と何が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

この疑問をAIモードに直接ぶつけてみました。

検索結果上部の「AIによる概要」と「AIモード」は、目的と機能が異なります。GoogleがわざわざAIモードを別に提供しているのは、ユーザーの検索ニーズに合わせて、2つの異なるAI体験を使い分けられるようにするためです。

なるほど、それぞれの特徴を整理するとこんな感じです。

AIによる概要 (AI Overviews)AIモード (AI Mode)
目的検索結果ページの上部に要約を表示し、トピックの素早い理解を促す。ユーザーとの対話を通じて、より深く、複雑な問題を掘り下げる。
ユーザー体験従来の検索結果に統合された、静的なスナップショット形式の回答。専用のタブやインターフェースで提供される、チャット形式の動的なやり取り。
対話性その場で完結する回答で、追加の質問は想定されていない。会話の文脈を理解し、追加の質問や掘り下げが可能。
適用ケース「〇〇とは?」のような、簡潔な情報収集や、トピックの概要把握に適している。複雑な計画、比較検討、調査など、思考プロセスを要するタスクに向いている。
裏側の仕組み検索クエリに基づいて、一度のAI分析で簡潔な答えを生成。複数のサブクエリを同時に実行するなど、より強力なAIモデルを使用。

つまり、一発で答えが欲しいときは「AIによる概要」、何度かやりとりして答えを深掘りしたいときは「AIモード」が適しているということです。

調べ物って、なかなか一発で求める答えにたどり着くのが難しいですよね。そういう意味では、AIモードはとても心強い味方になってくれそうです。

 


 

AIモードとGeminiチャットサービスの違いは?

 

次に、Googleが提供するもう一つのAIサービス、Geminiのチャットサービスとの違いも聞いてみました。

「何かを調べる」ときは検索の AI モードを、「何かを創作する・ブレインストーミングする」ときは Gemini のチャット サービスを、という使い分けが想定されています。

AIモードは、あくまで「検索」という行為に特化しており、情報収集を目的としたサービスという位置付けなんですね。今のところ、画像生成はAIモードに採用される予定はないみたいです。

ちなみに、AIモードの対抗馬としては、同様にチャット形式で情報を提示するPerplexityなどが挙げられるかもしれません。

 


 

気になっている方は、試してみませんか?

 

AIモードは、従来の検索体験を一歩進めた、未来の検索の形と言えるでしょう。日本語での本格的な展開はまだ少し先ですが、今回ご紹介した方法を使えば、今すぐその可能性に触れることができます。

少しでも興味を持たれた方は、設定変更も簡単ですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいGoogleライフを!

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