【Edge Tips】CopilotサイドバーのUXを徹底解説!履歴・ページの使いどころとトップ画面活用術【2025年10月版】

みなさん、こんにちは。

Copilotには、大きく分けて Edgeサイドバー版 (ブラウザ右上のチャットボタン)と Web版copilot.microsoft.com)の2つの入口があります。

今回はまず、これら2つの入口を比較するところから始め、その結果として「タブ連携」が強力なサイドバー版を中心に解説していきます。さらに、サイドバーの弱点を克服する「Edgeトップ画面」との連携技もご紹介し、Copilotを最大限に活かす方法をご紹介します!

 


 

1. Copilotの2つの入口とそれぞれの強み

 

入口特徴強み
Web版全画面表示で履歴が見やすい(ChatGPTなどに近いUX)じっくりと対話したい時に最適
Edgeサイドバー版ブラウザに統合された画面(ポップアップもしくは右側に表示)Edgeで開いているタブの内容にアクセスできる(ページ要約や比較など)

Web版は全画面で使いやすい反面、Edgeで開いているタブの内容は扱えません。だからこそ、今回はEdgeとの連携が強力な サイドバー版 を中心に解説していきます!

 


 

2. サイドバーで使える主な機能の解説

 

サイドバーには主に「履歴」と「ページ」の2つの機能があります。

「履歴」の表示と課題点

サイドバーの会話履歴は、以下の手順で確認できます。

  1. サイドバー右上の・・・(メニュー)をクリックします。
  2. 「自分の会話」 を選ぶと、過去の会話がセッション単位で一覧で表示されます。
サイドバーメニュー
サイドバーの・・・から
自分の会話をクリック

過去の会話はクリックすれば再開でき、この点はChatGPTなどと同じです。

ただし、現状の最大の課題は、会話履歴の検索バーがない ことです。履歴は一覧表示のみで、スクロールして手動で探すしかありません。長く使うほど履歴が増えて、目的の会話を探しにくくなってしまうのが難点です。

「ページ」は会話をまとめるノート

ページは 「会話をまとめて保存・編集できるノート機能」 のようなものです。

サイドバーでの会話中に 「新しいページを作成」 を選ぶと、別の編集画面に切り替わります。そこで、会話の内容をベースに文章を整理したり、自分の考えを追記したりできます。

ページを作成
新しいページを作成をクリック
ページ編集
ページ編集画面
矢印アイコンをクリックして他の画面に移動できる

【ページの使いどころ例】

  • ブログ記事の下書き
  • 会議メモの整理
  • アイデアのストック

【ページの制約】

残念ながら、ページ機能にはいくつか制約があります。

  • 会話との紐づけが弱い: 「どの会話から作ったページか」は文章中に記載しない限りわかりません。
  • 管理機能が不十分: OneNoteのように階層管理やタグ付けができません。
  • 共有・添付が不可: 画像やファイルの添付、チーム共有はできません。

そのため、管理や共有を重視する場合は、 OneNoteCosenseを別タブで開いてまとめ直す 方が、後からの検索や共有がしやすく便利かもしれません。

 


 

3. サイドバーの不便さを解消!「全画面モード」で使う方法

 

サイドバーは「ながら作業」には最適ですが、じっくりとCopilotと対話したり、過去の履歴を読み返しながら考えを深めたい場合には、表示領域が狭くて不便に感じるかもしれません。

その不便さを解消してくれるのが、Edgeトップ画面(Discover)から対話を始める方法 です!

トップ画面(Discover)から始めた場合の違い

Edgeのトップ画面(新しいタブを開いた時の画面)からCopilotを起動すると、なんと 全画面モード に切り替わり、左ペインに履歴が表示される2ペイン構成 になります。

2ペイン表示のCopilot
2ペイン表示のCopilot

これにより、Web版(ChatGPTなど)のように 「会話と履歴を同時に見ながら深掘りできるUX」 が実現し、サイドバーの不便さが解消されます。

全画面モードへ移行する際の注意点

トップ画面からの場合、Copilotと会話をはじめるにはコツがいります。単語を入力して会話を始めようとすると単なるBing検索になってしまうのです。

❌ 「OK」や「今日の天気」といった簡単な単語入力 → Bing検索 になる
『Copilotモードに入って』 と入力 → 確実に全画面のCopilotモードに切替

ただし、「Copilotモードに入って」で会話を始めると会話履歴に残ってしまいます。履歴をきれいにしたい場合は、モード切替後にこの最初の質問を削除すれば、余計なやりとりを残さずに済みます。

【同期について】
トップ画面から始めた会話は、リアルタイムではサイドバーに同期しないようです。ただし、Edgeを再起動すればサイドバーの履歴にも反映される のでご安心ください。

 


 

4. まとめ – 3つの入口の比較とベストな使い方

 

改めて、Web版、サイドバー、トップ画面の主な違いを比較してみましょう。

項目Web版EdgeサイドバーEdgeトップ画面(Discover)
タブ連携❌ 不可、ただしCopilot Labsが使える可能可能
履歴表示✅ 左ペインに一覧✅ 「自分の会話」から一覧左ペインに一覧
履歴検索❌ なし❌ なし❌ なし
表示領域全画面(2ペイン)サイドバー幅のみ全画面(2ペイン)
モード切替常にCopilotモード常にCopilotモード最初に「意味のある質問」が必要

現状のベストなハイブリッド運用

履歴をじっくり参照しながら深く考えたい場合は、Edgeトップ画面から全画面モードで開始 するのが最も快適です。

したがって、現状のおすすめの使い分けは以下のハイブリッド運用です。

  1. 集中して作業したいとき: トップ画面(Discover) から全画面モードで開始
  2. ながら作業やタブ要約: サイドバー を利用
  3. まとめ直し・共有: ページ機能ではなく OneNoteやCosense で管理

今後に期待したい改善点

Copilotがさらに便利になるために、ぜひ以下のような改善がほしいですね!

  • 履歴検索を実装してほしい(タグやフィルタリング対応も)
  • サイドバーとトップ画面の履歴をリアルタイムで同期してほしい
  • トップ画面から直接Copilotモードに入れるUIを用意してほしい
  • ページをチームで共有できるようになるとさらに便利

Edgeの開発は活発に続いていますので、近いうちに機能が実装されるかもしれません。楽しみにして待ちましょう!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいEdgeライフを!

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