突然のBingブロックに学ぶ!流入ゼロから見えた「検索エンジンの不確実性」

みなさん、こんにちは。

Webサイト運営をしていると、検索エンジンのアルゴリズム変更には常にドキドキさせられますよね。「突然の変動」はつきものですが、今回はちょっとショッキングな体験をしました。なんと、ある日突然Bingからの検索流入がゼロになったのです!

今回は、この突然のBingブロックから学んだことと、私が行った対応、そしてWebサイト運営における検索エンジン依存のリスクについて、お話ししていきます。

 


 

9月〜10月 – Bing流入が過去最高を記録!

 

実は2025年9月から10月にかけて、当サイトはBingから過去最高のアクセスをいただきました。

  • 絶好調!
    • これまでGoogle頼みだった検索流入で、Bingの割合がググッと増加。
  • Windows記事が奏功?
    • 特にWindows関連の記事を増やしたことで、企業や学校に強いと言われるBing検索エンジンからの流入がGoogleに迫る勢いでした。
  • ポテンシャルを実感
    • 正直、「Bingってこんなにポテンシャルがあるんだ!」と感動し、今後のBing向け最適化も意識し始めた矢先でした。

 


 

10月末 – 衝撃!突然の検索流入ゼロに

 

しかし、喜びも束の間。10月末、状況は一変しました。

  • 10月30日
    • この日を境にBingからの検索流入が完全にゼロに!
  • サイト全体がブロック
    • 最初はバグかと思いましたが、ドメイン名で検索しても当サイトが表示されません。Bingのインデックスに依存するDuckDuckGoでも同様で、どうやらサイト全体がBingからブロックされた状態になってしまっていたのです。
  • 問題の切り分け
    • GoogleやYahooでは問題なく表示されているため、サイト自体に致命的なエラーはなく、Bing特有の自動判定が働いたと考えられます。

 


 

Bing Webmaster Toolsでの対応と虚しさ

 

異常に気づき、すぐに「Bing Webmaster Tools」を導入して対応を試みました。

  1. サイトマップを再送信し、インデックス状況を確認。
  2. 著作権関連の削除申立がないか調査。
  3. 10月30日の公開記事がトリガーになった可能性を疑い、直近1か月間の記事のURL検査を実施。ガイドライン違反でブロックされていた記事を2つ発見し1つを修正、1つを非公開化。修正した記事のURL検査を実施したところ、正常にインデックスされることを確認。非公開化した記事は金融記事と判定された可能性が高いので安全策をとって非公開化した。
  4. 報告されている広告や外部スクリプトの影響を考慮し、広告表示量を最小化。

しかし、結果は…今のところ効果なし!

Bingは「特定記事の除外」ではなく「サイト全体のブロック」という極端な挙動を示す傾向が強いので、原因の特定は非常に困難です。「せめて何が原因なのか教えてくれれば対処できるのに」と、正直途方に暮れています(泣)。

 


 

原因究明の難しさと可能性を広げる思考

 

この「Bingブロック」の厄介な点は、原因がブラックボックスであることです。Googleの場合はある程度ガイドラインやペナルティの通知がありますが、Bingの場合は突然の除外で、具体的な違反理由が示されないケースが多いのですよね。

  • サーバー負荷説
    • 一部では、Bingbotのクロール頻度が高すぎてサーバーに負荷がかかった際、サイト保護のために一時的にインデックスから外される、という説もあります。もしこれが原因なら、Bing Webmaster Toolsからクロール速度を調整することで改善が見込めます。
  • スクリプトと広告の厳格化
    • BingはMicrosoftのブランドイメージもあるのか、特に広告や外部のトラッキングスクリプト、ポップアップなどに対してGoogleよりも厳格な判定をしている可能性があります。今回、広告表示量の最小化は行いましたが、さらに踏み込んでサードパーティ製スクリプトの一時的な全停止も検討すべきかもしれません。
  • IndexNowの活用
    • WordPressをお使いなら、Bing向けのIndexNowプラグインの導入は必須です。これはBingを含む検索エンジンに「記事を更新したよ!」と即座に通知する仕組みで、復旧のスピードアップに貢献する可能性があります。

原因がわからなくても、可能性を広げて地道に対応していくことが、再発防止と早期復旧への鍵になりそうです。

 


 

同様の事例から見えた「静観」という結論

 

さらに調査を進めると、私と同じように「ある日突然Bingから完全に除外された」という報告がいくつも見つかりました。共通しているのは以下の点です。

  • 対応策の効果薄
    • サイトマップ再送信や広告削除など、考えられる対策を試しても効果がない。
  • サポートの限界
    • Bingサポートに問い合わせても、明確な原因や回復時期の回答は得られない。
  • 自然復旧の可能性
    • 数週間から数か月後に、何もしなくても自然に復旧したケースがある。

つまり、残念ながら現時点では、地道にIndexNowの導入や外部スクリプトの整理などの補助的な対応をしつつ、Bing側の自動判定が解除されるのを待つしかない、というのが現実的な結論になりそうです。

 


 

今回の学び – 検索エンジン依存のリスク

 

今回の経験で痛感したのは、改めて検索エンジン依存のリスクです。

Googleからの流入が維持できたため、サイト全体が壊滅したわけではありません。しかし、法人ユーザーやWindows環境での利用が多いBingからの流入ゼロは、特定の読者層を失ったことを意味し、そのインパクトは小さくありませんでした。

複数の流入経路を確保することの重要性を、身をもって知った出来事です。

 


 

今後の対応とまとめ

 

嘆いていても仕方がないので、以下の対応を続け、Bingの復旧を待ちたいと思います。

  1. 記録の継続
    • Bing Webmaster Toolsのインデックス数やURL検査結果を定期的に記録。再発時の比較材料として残しておきます。
  2. SEO記事の継続
    • 検索流入はWebサイト運営に欠かせません。GoogleだけでなくBingからの流入を意識した記事は書き続けます。

突然のブロックに直面すると焦りますが、今回の経験は「検索エンジンの不確実性」と「多様な流入経路の重要性」を再認識する大きなきっかけになりました。「同じ経験者がいる」「自然復旧の可能性がある」と知ったことで、不安も大きく和らぎました。

同じように突然のブロックに直面したWebサイト運営者のみなさんにとって、この記録が少しでも参考になれば幸いです。

状況が変われば、また記事でご報告します!

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、よいBingライフを!

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