【後日談】さらば、電波利用電子申請システムの迷宮。ついに新しい免許状をその手に!

みなさん、こんにちは。

ついに、ついにこの日がやってきました。足掛け3ヶ月以上にわたってお届けしてきた「アマチュア無線局の再免許申請ドタバタ劇」ですが、今日、本当の意味での「完結」を迎えることができました。

前回のPart3では、システム上のステータスが「審査終了」になったものの、電子免許状の画面には反映されず、「本当に大丈夫なのか?」と疑心暗鬼のまま筆を置いていました。

「有効期限が切れた瞬間に、私の免許は消えてなくなるのではないか……」
「システムのバグで、実は更新されていないのではないか……」

そんな不安に苛まれながら過ごした1か月余。ついに運命の「免許更新日」が訪れたのです。

 


 

ついに拝めた!黄金に輝く(?)新しい免許状

 

更新日の朝、私は祈るような気持ちでパソコンを開きました。 向かう先は、もう何度ログインしたか分からない「総務省 電波利用電子申請」。

ログインし、恐る恐る「電子免許状等照会」のメニューをクリックします。

……。 ……!!

「あった!! 更新されてる!!!」

発行された電子免許状
更新された電子免許状

そこには、紛れもなく有効期限が5年先へと延びた、新しい電子免許状が誇らしげに表示されていました。

住所も、あの苦労した九州の住所にしっかり書き換わっています。これです。このPDF一枚を手に入れるために、私は総通にメールを送り、謎のシステムエラーと戦い、見知らぬ番号からの電話に怯えていたのです。

画面越しに新しい免許状を眺めていると、これまでの苦労が走馬灯のように駆け巡ります。

「これでようやく、後ろめたさ一切なしで、堂々と大空へドローンを飛ばしに行ける……!」

この解放感、FPVドローンを嗜む皆さんにしか伝わらないかもしれませんが、本当に肩の荷が下りた瞬間でした。

 


 

謎の「亡霊データ」たちが辿った意外な末路

 

さて、免許が無事に更新されたことで、私の心には余裕が生まれました。そこで、ふと思い出したのです。

「そういえば、あの消せなかった『亡霊データ』たちはどうなったんだろう?」

Part2Part3を読んでくださった方は覚えているでしょうか。システムのバグ(?)で関東宛てに飛ばされ、取下げ申請をしようとしても「この申請は補正後提出もしくは取下げ願処理中です」という意味不明なメッセージを吐き出し、私を絶望させた3件の不備申請データたちのことを。

「まあ、免許も更新されたことだし、あいつらは一生『補正依頼中』のまま、私のマイページに居座り続けるんだろうな……」

そう諦め半分で、おそるおそる申請届出状況照会を覗いてみました。すると、「対象となるデータはありません」と表示されます。もしかして、と、過去申請履歴照会を開いてみると、そこには衝撃の光景が。

「な、なんだって……!? 全部『取下げ済』になってる!」

取下げ
すべて「取下げ」の状態に変わっている!!

あんなに頑なにエラーを吐き出し、「処理中だから無理!」と拒絶していた2件のデータも含め、3件すべての「補正依頼」データが綺麗さっぱり「取下げ」の状態に変わっていたのです。

……えっ、あのエラーはいったい何だったの? 私が格闘していたあの時間は何だったの?

もしかすると、システム内部で処理にタイムラグがあっただけなのか、あるいは私が「取下げ」ボタンを連打したことで、後からひっそりと処理が完了したのか……。 理由は今となっては闇の中ですが、結果として私のマイページは、不必要なゴミデータ一つない、極めてクリーンな状態にリセットされていました。

「終わりよければすべてよし」とは言いますが、最後までこのシステムの挙動には振り回されっぱなしでした(笑)。

 


 

電波利用電子申請システムへの「遺言」

 

今回の長い旅を終えて、私が感じたこと。それは、「電波利用電子申請システムは、決してお世辞にも使いやすいとは言えない。けれど、ルール通りに粘り強く付き合えば、仕事はしっかりしてくれる」ということです。

UI(見た目)は古臭いし、メンテナンスは平日の昼間にあるし、エラーメッセージは不親切。

でも、不備があった時には人間(総通の担当者さん)が介在して、電話までして助けてくれる。デジタルとアナログが不思議なバランスで同居している、そんなシステムなのだと理解しました。

 


 

これから更新を迎える方へ

 

私のドタバタ劇を最後まで読んでくださったみなさんに、これだけは、これだけはもう一度伝えておきたい。これは、血と汗と涙(と、わずかな怒り)で得た教訓です。

1. 住所変更などの「変更事項」は、再免許申請の遥か前に済ませておくこと!
再免許申請のついでに住所も変えればいいや、なんて甘い考えは捨ててください。その「ついで」が、あなたの申請を1ヶ月以上停滞させる「沼」の入り口になります。

2. 再免許申請は「期限ギリギリ」ではなく、半年〜数ヶ月の余裕を持って行うこと!
免許の有効期限が切れる1ヶ月前は、もはや「緊急事態」です。私のように「住所変更忘れ+管轄跨ぎの移管+システムバグ」というフルコースに見舞われたら、1ヶ月では足りません。


 

エピローグ – アマチュア無線の未来に寄せて

 

近年、アマチュア無線の登録者数は減少傾向にあると聞きます。確かに、この複雑な手続きや、使いにくいシステムを目の当たりにすると、初心者が「もういいや」と投げ出したくなる気持ちも分からなくはありません。

でも、FPVドローンのように、新しい形でこの「電波」というリソースを楽しむ人たちがいます。私もその一人として、これからもこの面倒で、愛すべき無線免許を大切に維持していこうと思います。

かつての「趣味の王道・アマチュア無線」の活気とは形を変えても、空を飛ぶドローンの信号が、アマチュア無線の新しい歴史を紡いでいく……なんて、ちょっと格好良すぎでしょうか?

何はともあれ、これにて私の再免許申請戦記、完全決着です!

みなさんのアマチュア無線局の更新が、トラブルのないものになることを心から願っています。

不器用なシステムに負けず、空を楽しみましょう!

\アマチュア無線局の未来に幸あらんことを!/

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいアマチュア無線&ドローンライフを!

 


 

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