みなさん、こんにちは。
今回は、だれでも参加できるものづくり博覧祭「つくると!Vol.7」に行ってきたので、その感想をお伝えします!
「つくると!」は2016年から開催されているイベントで、今回はその7回目。
2025年2月22日(土)と23日(日)の2日間、九州産業大学で行われ、普段なかなか触れることのない工作の世界にどっぷり浸れる、とっても刺激的なイベントでした。
「つくると!」参加のきっかけ
「つくると!」は、福岡で開催される同人メイカーイベントで、福岡では、ほぼ唯一らしいです。
運営の方に聞いてみたら、どうやら福岡から山口のメイカーフェアに参加していた仲間たちが集まって、メイカーフェアをスポンサードしていた企業の協力を得ながら、福岡初の同人メイカーイベントとして始めたらしいです。当時は企業色もそれなりにあったみたいだけど、その後、同人会的な色合いが濃くなっていき、今の雰囲気はとにかく自由でラフな感じになっています。
実は、前回Vol.6の情報をX(旧Twitter)で偶然見つけて参加していたのですが、前回はブースを回る時間があまりなく、今回は「じっくり話を聞いてみよう!」と思い、再び足を運ぶことにしました。
あんまり広報に力を入れていないみたいで、開催のことは直前まで知らなかったのですが、そのおかげで現地の空気感や出展者たちの熱意がじわじわ伝わってくるのが、むしろ新鮮で面白かったです。
会場の雰囲気と展示ブース
会場が大学ということもあり、電子工作やロボット、IoT関連のブースが目立っていましたが、クラフト系の作品もいくつかあって、幅広いジャンルがミックスされたカオスな感じがとても良かったです。
出展者は、プロの技術者からアマチュアのDIY愛好家までいろいろ。
ブースを見て回っていると、「こんな工夫があったのか!」とか「これってどうやって作ったんだろう?」と、普段なかなか聞けない制作の裏話が飛び出してきて、思わずワクワクしてしまいました。
正直、工作ノウハウみたいな同人技術書を手に入れられるんじゃないかと少し期待していたんですが、今回はその辺りのアイテムはあまり見受けられなかったのがちょっと残念でした。

盛況な会場のようす
交流と懇親会の模様
会場を歩いていると、ブースで出展者が自分の作品について話してくれるんですが、どうしてもその場での説明だけだと「これ、何が面白いの?」という印象になりがち。
もっと「何が好きで、どんな思いでこれを作ったのか」をじっくり聞いてみたかったので、出展者と直接話せる懇親会にも参加することにしました。
今回の懇親会は一般参加者も入れる形式だったのですが、結局ほとんどが出展者同士の集まりになってしまっていたのは少し残念。もっと広い層とざっくばらんに話せたら良かったな〜と思いました。
改善してほしいな、と思ったポイント
「つくると!Vol.7」、めちゃくちゃ楽しかったんですが、個人的には「ここがあったらもっと良かった!」と思う点がいくつかありました。
まず、出展者の短いLT(ライトニングトーク)の時間を設けて、自分の作品の魅力やこだわりポイントを発表できる場があれば、もっとイベント全体が盛り上がるんじゃないかなと感じました。
ワークショップだと時間がかかりすぎるし、全部の作品を個別に聞くのは難しいですが、短いトークなら作品の魅力がサクッと伝わって、「お、これ面白い!」と感じる人も増えるんじゃないかと思います。
それから、一般参加者からのフィードバックを取り入れる仕組みも欲しかったです。
たとえば、各ブースに対して「こんなところが良かった!」とか「もっとこうしてほしい!」という投票システムがあれば、出展者も自分の作品がどう評価されているのか分かって、次のモチベーションにつながるんじゃないかと感じました。
次回に向けて、自分も何か作りたい!
今回の参加を通して、私自身も「次は自分も出展してみよう!」という気持ちが芽生えました。
最近、スロットカーにめちゃくちゃ興味を持ち始めて、もし自作のスロットカーコースを作って展示できたら、スロットカーの楽しさをもっと広められるんじゃないかって思っています。
九州では、北九州市に「ユノディエール」というスロットカーを楽しめるお店があるんですが、それだけという現状もあって、もっと楽しめる場所ができたらいいなと考えています。
自分が出展することで、スロットカーの魅力を伝えられたら、それもまた楽しい挑戦になるんじゃないかと思っています。

スロットカーはたのしい!
まとめ
全体を通して、「つくると!Vol.7」は普段の生活ではなかなか触れることのない工作の世界にどっぷり飛び込める、貴重な体験の場でした。
出展者の人たちが心を込めて作った作品とその裏にあるストーリーに触れることで、なんだか自分も何か作ってみたくなる衝動に駆られました。
みんなで話せる仕掛けやフィードバックのシステム、そしてライトニングトークなどの工夫があれば、さらにイベント全体が盛り上がると思いますし、今回の体験から今後のイベントにも大いに期待しています。
福岡で同人メイカーイベントが7回も続いているのは、地域のクリエイティブな文化の発展を感じさせるし、参加する側としても本当に楽しい体験でした。
これからも「つくると!」を注目しながら、次回はぜひ自分も何か作って出展してみたいと思っています。
みなさんも、もしチャンスがあればぜひ足を運んでみてくださいね!