みなさん、こんにちは。
パソコン作業の相棒といえば、ほとんどの人が「キーボード」と「マウス」を思い浮かべるでしょう。ノートパソコンなら「タッチパッド」派もいるかもしれません。
近年、キーボード界隈は「自作キーボード」や「高級メカニカルキーボード」の盛り上がりで、選ぶ楽しさが増していますが、マウスについてはどうでしょうか?
高級マウスやゲーミングマウスは昔から存在しますが、全体的な盛り上がりはやや控えめな印象です。
しかし、冷静に考えてみてください。マウスを操作する時間って、キーボードより長くないですか?
マウスはもっと注目されるべきだと思うのです。そこで今回はマウスをもう一度見直し、そしてポインティングデバイスとしてのトラックボールに注目したいと思います!
実は「マウス操作」が体に悪い?
マウスは細かいカーソル操作が得意で、種類も豊富です。でも、日常的に長時間使っている人なら気づいているはず。
そう、マウスは意外と身体に負担が大きいのです。
- 腕を頻繁に動かすことで手首に負荷がかかり、腱鞘炎になることも
- また、肘や肩に力が入りやすく、肩こりや腰痛の原因にも
私自身も、長年マウスを使っていて、手首や肩に違和感を覚えるようになりました。特に腱鞘炎の兆候が出てきたとき、「これはもう無理だ」と思って別の選択肢を探すことにしました。
そこで出会ったのが「トラックボール」
トラックボールとは、マウスのように本体を動かすのではなく、指先でボールを転がしてカーソルを操作するポインティングデバイスです。
この「手を動かさない」という操作方法こそが最大のメリット。長時間作業をしていても、手首や腕が疲れにくいのです。
トラックボールの種類と特徴
トラックボールには大きく分けて2つのタイプがあります。それぞれにおすすめの製品を紹介しながら、特徴を見ていきましょう。
① 中央操作型
本体中央に大きなボールがあり、指や手のひらで操作します。細かい作業に向いており、CADやグラフィック作業にも対応可能です。
- Kensington Expert Mouse
- トラックボール界の定番。大きなボールとスムーズな回転が特長。左右対称で左利きでも使いやすい。
- Elecom HUGE(M-HT1DRBK)
- 大型で手のひら全体を乗せて操作でき、操作性と快適性が両立。ボタン数が多く、カスタマイズ性も高い。
ただし、クリックやスクロールには少し慣れが必要。サイズも大きめなので、スペースの確保も必要です。
② 親指操作型
一般的なマウスと形が似ており、親指でボールを操作します。事務作業やネット閲覧などの日常作業に最適で、クリック操作がしやすいのが特徴です。
- ロジクール M575
- 使いやすさ、価格、入手性のバランスがよく、初心者にも最適な定番モデル。
- エレコム M-IT10DRBK
- 36mm大型ボールを採用した人工ルビー支持の多ボタン仕様モデル。なめらかな操球を実現したベアリング支持タイプもある。
親指操作型はマウスからの移行も比較的スムーズで、初めてのトラックボールとして選ばれることが多いタイプです。
私が選んだのは「ロジクール M575」
色々検討した結果、私が選んだのは「ロジクール M575」でした。価格も手頃で、入手もしやすく、評判も良かったためです。
実際に使ってみると、手首の疲労が激減し、腱鞘炎の予兆も解消。ポインタ操作も滑らかで、特にマウスと比べると横方向の移動が快適に感じられました。
また、本体を動かさなくてすむため、省スペースで机の上がスッキリしました。書類や飲み物を置くスペースにも余裕が生まれ、とても快適です。
使用感と気づいた点
トラックボールを使用するようになって数年が経ちますが、今の正直な感想です。
良かったところ
- 手の移動がなくなり疲れにくい
- ポインター操作がなめらか
- 省スペースで作業環境が広くなる
- ワイヤレスで机がすっきり
気になったところ
- 慣れるまでに1か月ほどかかった
- ホコリがたまりやすく、定期的な掃除が必要
- 長時間同じ姿勢で使っていると手が固まりやすい
これらの弱点はありますが、それを補って余りある快適さがあります。長時間作業が多い人には確実に恩恵があると感じています。
トラックボールはこんな人におすすめ
- マウスを使っていて腱鞘炎に悩んでいる人
- 長時間パソコン作業をしている人
- デュアルディスプレイで横移動が多い人
- 机のスペースが限られている人
迷ったらM575を選べば後悔しないはず
トラックボールは一度慣れれば、その快適さに手放せなくなります。特に「ロジクール M575」は、価格・性能・使いやすさのバランスが取れた最初の一台として理想的なモデルです。
トラックボールに興味はあるけど「どれを買えばいいか分からない」という方は、まずM575を選んでおけば間違いありません。
手首や肩の負担から解放される体験を、ぜひ味わってみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいPCライフを!