趣味を支える「本番環境」を守る – 福岡のラジコンサーキット復興支援のお願い

みなさん、こんにちは。

このブログでは普段、IoT技術に関する話題を投稿していますが、今回は少しだけ私の個人的な趣味の話にお付き合いください。私の趣味の一つにラジコンカーがあります。

エンジニアリングの世界で開発環境の整備が不可欠なように、ラジコンの世界では「安心して遊べる場所の確保」が非常に重要です。特にラジコンカーは、そのスピードとサイズから、場所を選ばず走らせられるわけではありません。全国的に見ても、規制や騒音の問題から、自由に遊べる場所は限られています。

そのため、私たち愛好家はラジコン専用サーキットの存在に大きく依存しています。

 


 

ラジコンサーキットは「趣味の本番環境」

 

「サーキット」と聞くと、実車のレース場を想像されるかもしれません。ラジコンにも同じように、専用のコースがあります。アスファルトで整地されたオンロードコースや、ジャンプ台などが整備された土のオフロードコースで、マシンを思い切り走らせる場所です。

RCサーキット
ラジコンサーキットの例
画像はVRC Worldから

これらのサーキットは、高性能なラジコンを「本番環境」でテストし、その性能を最大限に引き出すためのインフラと言えます。

利用は有料ですが、一日中楽しめる施設としては非常にリーズナブルで、愛好家にとっては大切なコミュニティと実践の場を提供してくれています。

しかし残念ながら、広い土地が必要なサーキットは、特に都市部では減少傾向にあり、その維持は容易ではありません。

 


 

地域のインフラ「NSスピードウェイ」の被災と復旧

 

私が時折利用している福岡市近郊のサーキットに「NSスピードウェイ」があります。ここは、福岡市内からのアクセスも比較的良く、初心者から上級者までが利用する貴重な電動オンロードカー用の施設です。

ところが、2025年8月に九州北部を襲った大雨の影響で、このコースの一部が崩落するという大きな被害を受けてしまいました。現在、利用できない状態が続いており、本格的な復旧にはさらなる費用が見込まれています。

崩落したサーキットコース
崩落したサーキットコース
画像はNSスピードウェイ公式サイトより

 


 

「基盤整備」としての復興チャリティー

 

私たちはシステム開発の世界で、日々環境構築基盤整備に多くの時間をかけます。高性能なコードも、テスト環境やCI/CD基盤が整っていなければ、その価値を最大限に発揮することはできません。

ラジコンサーキットも同じです。どんなに丁寧に組み上げたマシンも、走らせるフィールドがなければ宝の持ち腐れです。NSスピードウェイの復旧は、ラジコン愛好家全体にとって、コミュニティを支える大切な「基盤整備」そのものなのです。

この大切なインフラを再建するため、現在、チャリティー企画が立ち上がっています。

ご支援のお願い

もちろん、ラジコンという趣味に直接関わっていないみなさんに無理にお願いするつもりはありません。ですが、「愛好家が集い、趣味を深めるための大切な環境を守るために支援する」という行為は、分野を問わず共通する共助の文化だと感じています。

これは、エンジニアコミュニティで、勉強会の会場費を出し合ったり、OSS(オープンソースソフトウェア)を寄付で支える文化と非常に近いものがあると考えています。

現在、オリジナルTシャツの販売が行われており、その売上が復旧費用に充てられます。デザインもシンプルで、普段使いしやすいものです。

チャリティTシャツ
チャリティTシャツ
画像はNSスピードウェイ公式サイトより

もし少しでも「趣味のインフラを守る活動、面白いな」「地域コミュニティの基盤整備を応援したい」と感じていただけたら、ぜひTシャツを一枚手に取っていただけませんか? みなさんのご支援が、私たちラジコン愛好家にとって、未来の「本番環境」を取り戻す大きな力になります。

 


 

おわりに

 

ラジコンという趣味は小さな世界かもしれませんが、その中には、モノづくり(チューニング)の楽しさ仲間との交流、そして「フィールドを大事にする気持ち」が詰まっています。今回のチャリティーは、その気持ちを形にできる良い機会だと思っています。

技術者の皆さんの視点から、この「基盤整備」に共感し、一緒に応援していただければ大変嬉しく思います。

チャリティーサイトはこちらです: https://charity-shirt.ns-speedway.com/

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よい趣味ライフを!

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