Ubuntuでzipファイルの文字化けに悩まされている方へ!今すぐ「Engrampa」を試すべき理由

みなさん、こんにちは。

長年Ubuntuを使っている方なら、一度は経験があるのではないでしょうか? Windowsで作成されたzipファイルをUbuntuで展開しようとしたら、ファイル名が「??????.txt」のようになってしまうあの「文字化け」問題。

これまで、この厄介な問題に悩まされてきた多くのUbuntuユーザーは、Ubuntu Japanese Teamが配布するubuntu-defaults-jaパッケージを導入するなどして対策を行ってきたことと思います。私もかつては、コマンドラインで文字コードを指定したり、特別なパッケージを導入したりと、試行錯誤を繰り返しました。

2014年頃からメインのUbuntu環境をXubuntuやBodhi Linuxに切り替え、いつの間にか、文字化けに悩まされることが減ったとは感じていました。

Windows側で何らかの対処をしてくれたものと思っていたのですが、最近になって、この文字化け問題に対して、非常にシンプルかつ効果的な解決策がXubuntuやBodhi Linuxには施されていたことに気が付きました。その名は、Engrampa(エングランパ)です。

 


 

なぜEngrampaが文字化けを解決するのか?

 

XubuntuやBodhi LinuxといったUbuntu派生ディストリビューションでは、デフォルトのアーカイブマネージャーとしてEngrampaがインストールされています。そして、これらの環境では、WindowsとLinux間でのzipファイルのやり取りで、文字化けに困った経験が一切ありません。

engrampa
Bodhi Linux 7.0.0 での Engrampa

Engrampaは、MATEデスクトップ環境で標準的に利用されるアーカイブマネージャーですが、その内部的な処理が非常に優秀なのです。特に、Windows環境でよく使われるShift-JIS(CP932)でエンコードされたファイル名を、Linux標準のUTF-8に正確に変換する能力、そしてその逆の能力に長けています。つまり、いちいち文字コードを指定したり、特別な設定をすることなく、自動的に正しいファイル名で圧縮、展開してくれるのです。

Ubuntuの標準ではNautilusのアーカイブ機能が利用されますが、多くの形式に対応しようとするとFile Rollerのインストールが推奨されています。そしてNautilusやFile Rollerは、Shift-JISの自動判別や変換には対応していません。その点、Engrampaの方が一日の長があるのかもしれません。

 


 

Ubuntuユーザーは今すぐEngrampaを試すべし!

 

もし素のUbuntu(GNOMEデスクトップ環境)を利用していて、いまだにzipファイルの文字化けに頭を抱えているのであれば、ぜひ一度Engrampaをインストールしてみてください。

インストールは非常に簡単です。ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行するだけです。

sudo apt update
sudo apt install engrampa

インストール後、zipファイルを右クリックして「他のアプリケーションで開く」からEngrampaを選択するか、デフォルトのアプリケーションとして設定してみてください。驚くほどスムーズに、文字化けのない状態でファイルが展開されるはずです。

長年の悩みが、たったこれだけで解決するかもしれません。ぜひ、あなたのUbuntuライフをより快適にするためにも、Engrampaを試してみてはいかがでしょうか。もう、あの忌まわしい「??????.txt」を見ることはなくなるでしょう!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よいUbuntuライフを!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール