Ubuntu 22.04 と Bodhi Linux 7.0.0 に 最新のNode.js をインストールする方法

みなさん、こんにちは。

今回は Ubuntu 22.04 と Bodhi Linux 7.0.0 に APT を使って最新の Node.js をインストールする方法をご紹介します。

Bodhi Linux 7.0.0 は Ubuntu 22.04 をベースにしているため、どちらの環境でも同じ手順でインストールできます。

 


 

なぜ最新の Node.js をインストールするのか?

 

Ubuntu 22.04 の標準リポジトリでは古いバージョンの Node.js(12.x)が提供されています。しかし、Node.js 12 のサポートは 2022年4月30日 に終了しており、セキュリティ更新が提供されません。そのため、Node.js を利用する場合は、最新の LTS(長期サポート)バージョンをインストールすることが推奨されます。

LTS バージョンは安定しており、企業向けの開発や長期運用に適しています。現在の LTS バージョン(2025年4月時点)は Node.js 22 で、サポート期間は 2027年4月30日 までです。

 


 

標準リポジトリの Node.js バージョンを確認

 

まず、現在のリポジトリで提供されている Node.js のバージョンを確認してみましょう。

apt show nodejs

出力結果を確認すると、提供されているバージョンは 12.22.9 となっています。バージョン12は既にサポートが終了しているため、APTでインストールできるバージョンを最新の LTS に更新する必要があります。

 


 

最新の LTS 版 Node.js をインストールする方法

 

NodeSource リポジトリを使う

Node.js の最新バージョンをインストールするためには、NodeSource リポジトリを追加するのが一般的です。NodeSource は、公式の Node.js バイナリを提供する信頼性の高いリポジトリであり、最新の LTS 版を簡単にインストールできます。

NodeSource リポジトリの追加

以下のコマンドを実行して、NodeSource リポジトリを追加します。

curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_lts.x | sudo -E bash -

このコマンドでは、以下の処理が行われます。

  • NodeSource のセットアップスクリプトをダウンロードして実行
  • Node.js の最新 LTS バージョンのリポジトリを追加
  • GPG キーをインポートし、APT での信頼性を確保

特定のバージョンをインストールしたい場合

最新の LTS 版をインストールする場合は lts.x を指定しますが、特定のバージョンをインストールしたい場合は 20.x22.x のように指定できます。

curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -

インストール可能な Node.js のバージョンを確認

リポジトリを追加したら、次のコマンドでインストール可能なバージョンを確認できます。

sudo apt update && apt show nodejs

出力結果を見ると、22.14.0(2025年4月時点での最新 LTS バージョン)が提供されていることが確認できます。

Node.js のインストール

以下のコマンドを実行して、Node.js をインストールします。

sudo apt install -y nodejs

これで、最新の Node.js LTS 版がシステムにインストールされます。

Node.js と npm のバージョン確認

インストールが完了したら、以下のコマンドでバージョンを確認しましょう。

node -v
v22.14.0

npm -v
10.9.2

これで、最新のNode.js と npm のインストールが正常に完了したことが確認できます。

 


 

npm のバージョン管理について

 

APT でインストールできる npm のバージョンを確認すると、8.5.1 となっており、Node.js にバンドルされている 10.9.2 よりも古いようです。そのため、今後 npm を更新する際は APT ではなく npm を利用するようにしましょう。

npm install -g npm@latest

このコマンドを実行すると、最新の npm にアップデートされます。npm は頻繁に更新されるため、定期的に最新バージョンをチェックするのが良いでしょう。

npm -v

 


 

Node.js の動作確認

 

Node.js のインストールが完了したら、簡単なスクリプトを実行して動作確認をしてみましょう。

  1. hello.js というファイルを作成します。
echo 'console.log("Hello, Node.js!");' > hello.js
  1. Node.js で実行します。
node hello.js
  1. 以下のように表示されれば成功です。
Hello, Node.js!

 


 

まとめ

 

これで Bodhi Linux 7.0.0(および Ubuntu 22.04)に最新の Node.js LTS 環境を構築できました。

  • 標準リポジトリの Node.js は古いため、NodeSource リポジトリを追加して最新の LTS 版をインストールする。
  • インストール後は node -vnpm -v でバージョンを確認。
  • npm のアップデートは APT ではなく npm install -g npm@latest を使用。
  • 簡単なスクリプトを実行して動作確認を行う。

バージョン 22 の LTS サポートは 2027年4月30日 まで続くため、安心して利用できます。

 

他にもUbuntu 22.04 と Bodhi Linux 7.0.0 の環境構築記事を掲載していますので、よかったら参考にしてください。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、よい Node.js ライフを!

「Ubuntu 22.04 と Bodhi Linux 7.0.0 に 最新のNode.js をインストールする方法」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 軽量Linuxの決定版?!Bodhi Linux インストールガイド - ビューローみかみ

  2. ピンバック: Ubuntu 22.04 と Bodhi Linux 7.0.0 に VirtualBox 7.1 をインストールする方法 - ビューローみかみ

  3. ピンバック: 【Bodhi Linux 7.0.0】SNAP起動エラー “cannot attach cgroup program: Operation not permitted” からの脱出 – ビューローみかみ

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