みなさん、こんにちは。
先日、2025年にオープンしたばかりの注目スポット「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」内にある、VENTURE CAFE FUKUOKAで開催されたビジネス系イベントの「Rocket Pitch Night」に参加してきました。
「ビジネス系のイベント」と聞くと、スーツを着た人たちが静かに発表を聞く……というお堅いイメージを抱きがちですが、今回はそのイメージが180度覆される、熱い一夜となりました!
VENTURE CAFE FUKUOKAってどんな場所?
まずは会場について少しご紹介。 Venture Caféは、「イノベーション・エコシステムの発展」を目指す世界的なネットワークで、福岡には2025年に上陸したばかりです。
ミッションは「Connecting innovators to make things happen(イノベーターを繋ぎ、何かを起こす)」。
その言葉通り、新しい挑戦をしたい人とそれを支えたい人が集まる、非常にエネルギッシュな場所でした。
まるで音楽ライブ!「Rocket Pitch Night」の盛り上がり
今回参加した「Rocket Pitch Night」は、起業家教育で全米1位を誇るバブソン大学のメソッドを日本向けにアレンジした、国内最大級のピッチイベントです。
驚いたのはその規模と熱気!
- 登壇者: 総勢44組
- 来場者: 約370名
ビジネス系のイベントで、44組が短時間に次々と発表するなんて、そうはお目にかかれません。私は「AI・IT&ヘルスケア部門」を中心に聴講したのですが、会場はまるで音楽ライブのような異様な盛り上がり!
今まで参加してきたビジネスイベントや学会発表のような事務的な雰囲気とは全く違い、会場全体が「未来を創る熱狂」に包まれていました。この熱気の中から、未来のユニコーン企業が生まれてくるのかもしれません。
気になったピッチ
制限時間わずか3分という過酷なルールの中、きらりと光るアイデアが次々と飛び出しました。いくつか印象に残ったものを共有しますね。
- Circadiansleep:光と体温調整で体内時計をリセットし、日本の睡眠課題を解決する。
- BeeInventor株式会社:スマートヘルメットにAIを搭載し、建設現場の熱中症リスクを警告。
- 株式会社ミルーペ:薬機法で効果を謳いにくいスキンケア市場に、人工皮膚評価という「客観的なデータ」で革命を起こす。
- コースタルリンク株式会社:音声が主流だった海上通信をデジタルプラットフォーム化し、海域のDXを推進。
- 株式会社NexaScience:AIが自律的に業務フローを抽出・自動化する「マルチエージェント」の世界。
- 株式会社amoibe:仮想環境でのOJTとAIメンターを組み合わせ、AI時代のエンジニアを育成。
- Kick Space Technologies Inc.:超小型人工衛星の設計から運用までを手掛ける、宇宙フロンティアの挑戦。
正直なところ、3分という短さなので「これはすごい!」と細部まで確信できる発表は多くありません。しかし、このイベントの本質は、数ある中から「きらりと光る原石」を拾い上げること。3分だからこそ生まれるリズムと発見があるのだと感じました。
これから参加する方へ
もし興味を持たれたなら、VENTURE CAFE FUKUOKAでは毎週木曜日に「Thursday Gathering」という定期イベントを開催しています。次回(第52回)は2026年1月8日に開催予定とのこと。
ちょっと本音の注意点
公式サイトが正直、かなり使いづらいです(笑)。「登壇内容からイベントを探す」「申し込んだイベントを確認する」「会場アクセスを調べる」といった基本操作に少し苦労するかもしれません。ぜひUIの改善を期待したいところです!
とはいえ、会場のワン・フクオカ・ビルディングは2025年4月にオープンしたばかりの最新スポット。テナントも充実しているので、イベント以外の楽しみもたくさんあります。
登録に少し手間はかかりますが、福岡の新しいエネルギーを感じに、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よい事業開発を!



