みなさん、こんにちは。
8ヶ月ほど前の2025年12月、私はWEB会議における音質の重要性について語る記事を書きました。そこでは、私自身が数々の試行錯誤を経てたどり着いた「USBマイク(Marantz MPM-1000U)」+「骨伝導イヤホン(SHOKZ OpenMove)」という構成をご紹介しました。
あれから時は流れ、2026年7月。この数ヶ月の間にも、オンライン会議を取り巻く環境はさらなる進化を遂げています。そして面白いことに、私が愛用しているこの構成の「合理性」は、薄れるどころかむしろ強力にパワーアップしているのです。
今回は続編として、2026年の最新トレンドを踏まえた「オンライン会議装備の最適解」をアップデートしてお届けします!
「有線イヤホン」という文化の終焉
最近、オンライン会議の画面の向こうで、耳からPCへと伸びる「有線イヤホン」を使っている人を見かけることが、本当に少なくなりました。 もはや、ほぼ絶滅したと言っても過言ではありません。
有線イヤホンが急激に姿を消したのには、いくつかの明確な理由があります。
- AI技術の進化
Zoom、Teams、Google Meetなどの「AIノイズ除去」や「エコーキャンセル」が驚異的に進化。ノートPC側のビームフォーミングマイクも高性能化したため、「イヤホンをしないとスピーカーの音をマイクが拾ってハウリングする」というトラブル自体が激減しました。 - ワイヤレスの標準化
Bluetoothの接続遅延が大幅に改善されたこと、そしてスマホ等からイヤホンジャックが消え去ったことで、ワイヤレスイヤホンが完全に市民権を得ました。何より、あの「ケーブルの煩わしさ」から解放されたい人が大半を占めた結果でしょう。
このように、ワイヤレスイヤホンが標準となった2026年、多くの人はAirPodsなどの密閉型のワイヤレスイヤホンを使っていることと思います。ですが、密閉型のワイヤレス(カナル型など)には一つ大きな問題が残ります。それは「周囲の音が全く聞こえなくなること」です。
特に在宅勤務の場合、以下のような「聞こえないと困る生活音」が日常的に存在します。
- 宅配便のインターホンの音
- 家族からの急な呼びかけ
- 災害速報などの緊急アラート
耳を完全に塞いでしまう密閉型イヤホンでは、これらの重要な音を逃してしまいます。だからこそ、今、Bluetoothイヤホンの中でも「骨伝導イヤホン」の価値がさらに跳ね上がっているのです。
私の結論は変わらない – 骨伝導 × USBマイクこそが最適解
前回の記事でご紹介した私の構成は、2026年の今でも変わらず現役であり、かつ「ベスト」な選択肢だと考えています。
SHOKZ OpenMove(骨伝導イヤホン)

数年愛用していますが、やはり以下のメリットは唯一無二です。
- 耳を塞がないので、周囲の音が自然に聞こえる
- 骨伝導なので、もちろん周囲への音漏れはなし
- 耳の穴が痛くならず、長時間装着しても疲れない
- 自分の声が頭に響かないので、発話ボリュームを自然にコントロールできる
- 宅配や家族の呼びかけなど、在宅勤務時の「生活音」に100%対応できる
そして、2026年に入ってから、私はこの骨伝導にさらなる最強のメリットを見出しました。
「マイクオフ時に、裏でこっそりポッドキャスト(音声メディア)を流しても、会議の音を絶対に聞き逃さない」
2026年現在、テキストのブログから「音声メディア」へと発信の場をシフトするインフルエンサーが本当に増えました。検索エンジンによるアルゴリズムのフィルターを避け、また炎上対策として、コアなリスナーに向けて「音声だけ」で重要な発信をする傾向が強まっているからです。
その結果、私たちの日常において「音声から情報収集する時間」が劇的に増えました。しかし、音声は文字と違って「斜め読み」ができないため、情報取得の効率があまり良くありません。
そこで、この骨伝導の出番です。自分の発言がないパートではマイクをサッとオフにし、PC(またはスマホ)から小さくポッドキャストを流して耳学習をする。それでも、耳は塞がっていないので会議の内容は100%耳に入ってきます。
これは、密閉型のイヤホンでは絶対に不可能な「骨伝導ならではの裏ワザ」です。
AI議事録の普及で、USBマイクの価値は「異次元」の領域へ
そして、今回のアップデートで最も声を大にして言いたいのが、入力デバイス(マイク)の重要性です。
2025年以降、Zoom、Teams、Meetの標準機能、さらにはNotionやOtter.aiといった「AI自動文字起こし(AI議事録)」が爆発的に普及しました。私も現在は、会議録をすべてAI(主にNotebookLMなど)に任せています。
ここで、ある重要な事実にみんなが気づき始めました。「AI議事録のクオリティは、マイクの音質に完全に直結する」ということです。
USBマイクがAI議事録に圧倒的に有利な理由
- 子音がクリア
高音域の伸びが良く、日本語の「サ行」や「タ行」などの子音をきれいに拾うため、AIが誤認識しにくい。 - 圧縮のないクリアな生音
Bluetooth接続のマイク(イヤホン内蔵など)は、送信時に音声が強く圧縮されますが、有線USB接続なら生音がそのままPCに届きます。 - 高い単一指向性
余計な部屋の反響音やノイズを拾わず、発話者の声だけをフォーカスして捉えます。
AIは「耳に聞こえた音」をそのままテキスト化します。マイクの音質が悪いと、AIの生成する議事録は「誤字・脱字だらけの、意味不明な文章」になってしまいます。
つまり、2026年におけるUSBマイクは、単に「会議相手への思いやり」だけでなく、「その後の業務を効率化するAI議事録の精度を上げるための、必須のビジネス装備」になったのです。
変わらぬ私の相棒「Marantz MPM-1000U」

相変わらずこのマイクを愛用していますが、AI議事録との相性も抜群で、いつも完璧なテキスト起こしを実現してくれています。
カメラは「OBSBOT Tail Air」にアップグレード。しかし…
実は、カメラに関しては少し変化がありました。現在は自動追尾機能と圧倒的な画質を誇る「OBSBOT Tail Air」というハイエンドなカメラを導入しています。

確かに、オンラインの講義や、身振り手振りを交えたプレゼンテーションの場ではこのカメラの追尾機能は感動モノです。
しかし……実を言うと、普段の社内会議やちょっとした打ち合わせでは、この高性能カメラの恩恵を感じる機会はそれほど多くありません。なぜなら、
- お互いにビデオをオフにする場面が以前より増えた
- AI議事録の普及により、何より「音声」が最優先されるようになった
という現実があるからです。 どれほど映像が映画のように美しくても、音声が途切れて議事録がボロボロになれば仕事になりません。結局のところ、「WEB会議の体験価値を支配するのは、カメラよりも、マイクとイヤホンである」という私の確信は揺るぎませんでした。
USBマイク × 骨伝導は、2026年のWEB会議における最強タッグ
前回の結論は、2026年7月現在、より強固なものとなって証明されました。
- マイク:USB接続の単一指向性(Marantz MPM-1000Uなど)
会議相手にクリアに届き、AI議事録の精度を劇的に向上させる。Linuxをはじめとする各種OSでも動作が極めて安定。 - イヤホン:周囲の音が聞こえる骨伝導(SHOKZ OpenMoveなど)
自宅のインターホンや家族の声をスルーせず、マイクオフ時には裏でポッドキャストを聴くようなマルチタスクも可能に。
私たちのオンラインワークにおける思想は、「画質より、音質」「遮音より、生活対応」へとシフトしています。
オンライン会議は、「聞こえること、伝わること」がすべてです。 それと同時に、在宅勤務という「現実の生活空間」とも心地よく調和していなければなりません。
この「伝える(マイク)」と「調和する(骨伝導)」を完璧に両立させるこのシステムこそ、2026年の今、私がすべてのビジネスパーソンに自信を持っておすすめする最適解です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいWEB会議ライフを!



