みなさん、こんにちは。
私はトラックボールの大ファンで、普段は Logicool(Logitech)のM575を愛用しています。
手になじむ操作感が本当に気に入っているのですが、長年たったひとつだけ悩みがありました。それが「Linux 対応の限定さ」です。
Logicoolのマウスやキーボードを高度にカスタマイズできる純正ツール「Logi Options+」は、WindowsとmacOSにしか対応していません。Linuxユーザーは Solaarなどを使いながらなんとかやりくりしてきたものの、Options+と同等の機能を得るのは難しく、「Linux で Logi デバイスを本気で使い倒す」のは長年の課題でした。
ですが 2026 年、この状況を一変させる素晴らしいプロジェクトが登場しました!それが「OpenLogi」です。
公式サイトでは「ローカルファーストな Logi Options+の代替ツール」と紹介されています。対応OSはWindows、macOS、そして……待望のLinux!あくまで代替ツールという位置づけではありますが、Linuxで動作するというのです!
Windows 11 / Xubuntu 22.04 LTS での動作を確認!
まず強調しておきたいのが、OpenLogiはWindows 11とXubuntu 22.04 LTSの両方で問題なく動作したという点です。
- Windows 11
- DPI 変更、ボタン割り当て、バッテリー表示などの主要機能がすべて正常に動作。

- DPI 変更、ボタン割り当て、バッテリー表示などの主要機能がすべて正常に動作。
- Xubuntu 22.04 LTS
.debパッケージをインストールして起動するだけ。Windows とまったく同じ UI・設定項目が利用でき、DPI変更、ボタン割り当て、バッテリー表示などが快適に動きました。
つまり、OpenLogiは本当の意味で「マルチプラットフォームでまったく同じ体験」を提供してくれるのです。これは純正Options+には存在しない、大きな価値だと感じます。
Windowsおよびmacユーザーは注意 – Logi Options+ と OpenLogi は同時起動できません
ただし、WindowsやMacで使う方はひとつだけ注意が必要です。OpenLogiのREADMEにも記載されていますが、
HID++ を巡って競合するため、Logi Options+ と OpenLogi は同時起動できない
という仕様があります。
実際に Windows 11で検証してみたところ、Options+がバックグラウンドで起動している状態ではOpenLogiがデバイスを認識しませんでした。運用する際は、どちらか一方だけを起動する必要があります。
私の場合、Options+の高度で特別な機能は使っておらず、「ボタンの割り当てを変えたい」「DPIを調整したい」くらいでした。
それならいっそOptions+をアンインストールして OpenLogi に一本化してしまった方が、不必要な機能が意図せず動くこともなくなり、動作も安定するように感じます。なにより、WindowsとLinuxの両方を同じ UI で一元管理できるのが最高です!
OpenLogi はLinuxユーザーにとっての救世主
GitHub で作者の方が OpenLogi を以下のように定義しています(要約)。
- Logi Options+ のネイティブ・ローカルファースト代替
- Linux は first-class platform(第一級の対応プラットフォーム)
- 設定は TOML 1 ファイルで OS を跨いで同期可能
- Rust 製で軽量・高速・クラウド不要
私からすると、OpenLogiは単なるOptions+の代替ツールというより、「これまで存在しなかった Linux ネイティブ対応を本気で実現してくれた初のOSS」だと言え、まさに救世主です。
Xubuntu 22.04 LTS での実動レポート
Ubuntu 22.04 LTS に .deb をインストールして起動すると、Windows と全く同じ UI がそのまま表示されます。


実際、Linux上で確認できた機能はこちらです。
- DPI(ポインタ速度)変更
- ボタン割り当て(ショートプレス/ロングプレス対応)
- SmartShift ホイール設定
- スクロール方向の反転
- バッテリー残量表示
- per-app profile(X11 / XWayland)
やはりWaylandにはネイティブ対応していませんが、XWaylandで利用可能です。私はX11環境なので何の問題もありませんでした。Options+で使う主要機能のほとんどが、Linux上で見事に再現されていました。
設定は TOML 1 ファイル!OS を跨いだ再現性が抜群
OpenLogi の大きな魅力は、設定がすべてたった 1 つのTOMLファイルに集約されていることです。
“Plain-text config. Everything is one TOML file you can sync between machines however you like.”
Windows、macOS、Linux……どのOSであっても、この設定ファイルを1つコピーするだけでまったく同じ環境が再現できます。
Options+にもクラウド同期機能はありますが、そもそもLinuxに対応していないためOSを跨いだ一貫性は作れませんでした。OpenLogiはこの問題を完璧にクリアしてくれています。
本記事執筆中にGIGAZINEの紹介記事(ユーザーアカウント不要で「Logi Options+」と同じように各種設定ができるようになる「OpenLogi」)も読んだのですが、記事内では「アカウント不要」という点が強調されていました。
もちろんそれも魅力ですが、個人的な本質的価値はそこではなく、
- LinuxでOptions+と同等の設定ができること
- 設定をOSを跨いでそのまま使い回せること
この 2 点に尽きると感じています。
Smart Actions を使わない人にはこれで十分かも
現在 OpenLogi で未対応となっているのは以下の2つです。
- Smart Actions
- Flow(複数 PC 間でのカーソル移動)
私のように「DPI 調整」「ボタン割り当て」「スクロール設定」「アプリ別プロフィール」といった基本機能を中心に使うユーザーにとっては、軽量で再現性が高く、むしろOpenLogiの方がメリットが大きいと実感しています。
公式GitHubでは、まだ安定していないと注意喚起されていますが、今のところ致命的なクラッシュには遭遇していません。まだ数日しか使っていませんので、もし問題があればまたレポートしたいと思います。
まとめ
最後に、今回の記事内容をまとめておきます。
- Windows 11 / Ubuntu 22.04 LTS の双方で動作確認済み
- 設定は TOML 1 ファイルで OS を問わず簡単に再現可能
- Options+ との同時起動は不可(HID++ 競合のため)
- Smart Actions や Flow を使わないなら必要十分
- Linux で Options+ と同等の設定ができる待望の OSS!
OpenLogi は、Logiデバイスをマルチプラットフォームで使い倒すための決定版であり、Linux ユーザーにとっては待ちに待った「純正以上の体験」をもたらしてくれるツールです。今回は検証していませんが、Logi製のキーボードやWEBカムにも対応しているとのこと。
Linuxや複数OS環境でLogiデバイスをお使いの方は、試してみてはいかがでしょうか?
今回のような検証、「うちの環境ではどうなんだろう?」と気になった方はいませんか。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいPCライフを!



